昨年11月に先輩の職場に挨拶に伺ったら「『黒部の太陽』のDVDBOXがある。」とBOXカバーのDVDを見せてもらいました。そこで、今年、新年の挨拶かたがた再度、職場に伺って無理を言ってDVDを借用しました。「黒部の太陽」は、平成24年の年末に映画館で観ましたが、自宅で観る「黒部の太陽」もまた格別でした。
新潟市での「全国縦断チャリティ プレミア上映会」は、平成24年12月15日から21日までの7日間、1日1回の上映で新潟市民映画館「シネ・ウインド」で行われました。
「シネ・ウインド」という映画館は、1スクリーンの全94席という小さい映画館です。私が観に行った封切日の12月15日は、土曜日ということもあって超満席の大盛況で立ち見のお客さんが通路にまで溢れました。
当然ですが、年配の方(失礼!)が多く、土木屋やダムファンの方もおられたと思いますが、(裕次郎ファンと思われる奥様と)夫婦でこられている方が多かったように見えました。
映画館では、お客さんが多すぎてゆっくり鑑賞することができませんでした。でも、今回の個人大上映会(自宅での観賞)は、テレビ画面での上映なので迫力は、イマイチでしたが、足を伸ばしてゆったりと観ることができました。
「黒部の太陽」
ポニーキャニオンよりDVD&ブルーレイ発売中
製作著作:株式会社石原プロモーション
また、先輩から借りたDVDには、2枚組みのDVDの他に、ブックレットも入っていました。ブックレットは、「佐藤利明氏(娯楽映画研究家)による『黒部の太陽』の解説」、「樫山文枝さんのインタビュー」、「劇場プログラム復刻採録」、「金宇満司(キャメラマン)のインタビュー」、「『黒部の太陽』資料集」という内容でした。
個人的には「『黒部の太陽』資料集」に目を奪われました。その「資料集」には、封切り当時のポスター、試写会の招待状などの写真から店頭看板、PR用の封筒やお年玉袋、電車の中吊り公告等々のいろいろなグッズの写真なども掲載されており、全国の日活系の映画館が力を入れてプッシュしている様子が伝わってきました。
「黒部の太陽」を家でもう一度見て、若かりし頃のダイバージョンの現場を思い出しました。まさに映画の大町(関電)トンネルの現場と同じような鋼製支保工と木製矢板での施工でした。でも、切羽の削孔は機械化が進んでドリルジャンボでおこなっていました。