全項目表
ダム番号:3326
佐久間ダム(再) [静岡県](さくま)
ダム写真
(撮影:Dam master)
019369 ToNo
029353 灰エース
040763 艦長!
065947 さんちゃん
065951 さんちゃん
065930 さんちゃん
056611 Dam master
022213 守屋彦太
どんなダム
恒久堆砂対策などを実施
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治水機能を新たに確保するとともに、恒久堆砂対策を実施することにより、土砂移動の連続性を確保する。
戦後土木技術の原点ともいわれる大規模重力式コンクリートダム
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元の佐久間ダムは昭和31年竣工。当時、ダムの高さは155.5メートルで、日本一を誇った。最大発電力は35万キロワットで、これも日本一。コンクリートの1日での打設量の世界記録を樹立。電力不足を1日も早く解消するため、「工期3年」で完成。戦後土木技術の原点とも言われる。既設の重力式コンクリートダムとしては現在でも高さが第4位で、代表的な大規模ダム。
[写真]工事中
切手「佐久間ダム完成」
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佐久間ダムの完成を記念して、1956年10月15日に切手が発行された。10円の記念切手。右岸から見た佐久間ダムが描かれている。下部に、「佐久間ダム竣工記念」と。
殉職者は96名
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建設時の殉職者は96名にのぼり、国会でも問題に。当時ほとんど安全管理の思想はなく、佐久間ダムの工事現場では、保安帽をかぶる技術者、労務者は少なかった。指導もあって、ようやく保安帽をかぶるようになり、全員保安帽をかぶった最初の工事現場は佐久間ダムだったとも。
取水口が人気
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左岸側に建つ佐久間発電所の取水口が、デザインが「昭和風」とか「レトロ」とか言われ、人気のようだ。
[写真](撮影:Dam master)
ダム湖は「佐久間湖」
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佐久間はダムサイトの静岡県の地名。当初は天竜湖であったようだが、いつの間にか佐久間湖に。
[写真](撮影:さんちゃん)
シリーズ ダム百選 投票から
第 25 回 『 クールなダム 』
■しかく 最近のダムはデザインが凝っていたり周辺が綺麗に整備されていたりするけれど戦後の日本の復興の象徴である佐久間ダムは本来の目的のためだけに造られた無駄のない感じで貫禄と言うかすごいオーラを放っていてクールだなぁと思います。 (がくば)
河川
天竜川水系天竜川
目的/型式
FP/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積
155.5m/293.5m/1120千m3
流域面積/湛水面積
3827km2
(
全て直接流域
)
/715ha
総貯水容量/有効貯水容量
343000千m3/221596千m3
ダム事業者
中部地方整備局
着手/竣工
2004/
ダム湖名
佐久間湖
(さくまこ)
ランダム情報
【ダム湖百選】(財)ダム水源池環境整備センターのダム湖百選に選定される(平成17年3月16日公表)
参考資料
■しかくダムの書誌あれこれ(2)『佐久問ダム』/古賀邦雄
【ダム日本 No.710(H15.12)】
関連書籍
■しかく長谷部成美 『佐久間ダム その歴史的記録』 東洋書館 1956
■しかく愛知県 『佐久間ダム建設に伴う移住者対策調査報告書』 愛知県 1953
■しかく日本人文科学会 『佐久間ダム』 東京大学出版会 1958
■しかく岩佐氏寿 『佐久間ダム物語』 東西五月社 1960
■しかく建設省天龍川上流工事事務所 『天龍川イラストマップ』 建設省天龍川上流工事事務所 1988
■しかく飯田茂平 『佐久間ダムの全貌』 佐久間ダム観光案内出版部 1957
諸元等データの変遷
【05最終→06当初】左岸所在地[磐田郡佐久間町大字佐久間→浜松市佐久間町佐久間] 流域面積[4156.5→] 湛水面積[715→] 有効貯水容量[204555→205444]
【06最終→07当初】ダム名[佐久間(再)→佐久間(再)*] 目的[P→F]
【08最終→09当初】ダム名[佐久間(再)*→佐久間(再)] 堤高[155.5→156]
【09当初→09最終】堤高[156→155.5]
【09最終→10当初】総貯水容量[326848→343000] 有効貯水容量[205444→221596]
【10最終→11当初】左岸所在地[浜松市佐久間町佐久間→浜松市天竜区佐久間町佐久間] 有効貯水容量[221596→48000]
【14最終→15当初】有効貯水容量[48000→221596]
【15最終→16当初】流域面積[→3827] 湛水面積[→715]
【16最終→17当初】目的[F→FP]
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