全項目表
ダム番号:1472
猪ノ鼻ダム [兵庫県](いのはな)
ダム写真
(撮影:だい)
075812 だい
030722 灰エース
075811 だい
030721 灰エース
どんなダム
洲本の水道水源として最初に築かれたダム
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洲本の水道水源としては、このダムの他に猪鼻第2ダムと竹原ダムがあるが、これが最初に建設されたダム。積み上げた礎石にモルタルを充填する当時の一般的な工法で造られ、表面は、布積みの方法で石を積み上げている
[写真](撮影:安河内孝)
河川
洲本川水系猪鼻川
目的/型式
W/重力式コンクリート
堤高/堤頂長/堤体積
27.9m/89.2m/17千m3
流域面積/湛水面積
3.2km2
(
全て直接流域
)
/4ha
総貯水容量/有効貯水容量
306千m3/304千m3
ダム事業者
洲本市
本体施工者
ダム事業者直営
着手/竣工
1930/1933
諸元等データの変遷
【05最終→06当初】堤高[29.6→27.9]
【06最終→07当初】河川名[猪鼻川→河合川]
【07当初→07最終】河川名[河合川→猪鼻川]
【08最終→09当初】堤高[27.9→28]
【09当初→09最終】堤高[28→27.9]
【12最終→13当初】本体施工者[洲本市直営→ダム事業者直営]
ダム温故知新
《第19回》 猪ノ鼻ダムを訪ねて
兵庫県淡路島は古来より水不足が深刻であった。島であるため大きな川や高い山が少なく、洲本市付近では、6アール毎に井戸を掘り、人力により1日400回もの汲み上げをしていたと言われている。早い時期から数多くの堰堤が建設され、当ダムは洲本市営の水道用のダムとして1933年(昭和8年)に完成している。堤高27.9mのやや小振りながら、切石による石積みの粗石コンクリートダムで、独特の重厚感が感じられる。ダム軸は少しだけ弧を描いている。
粗石コンクリートダムである当ダムは幾つかの特徴があり、その一つはクレスト部がコンクリートで施工されていることである。もう一つは「横継目」と思われる目地がはっきりと見られることである。どのような構造になっているか興味があるが、詳細なことは不明である。
(2014年3月作成)
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