ひとこと:
このダムは茨城県の北部、高萩市の中心地から西5キロ程の処の花貫川に昭和47年に完成した、中規模と言うより小規模の重力式多目的ダムです。大きな放流ゲート1門(サブ2門)の為か堤高45.3メートル(重力式では、茨城県で2番目の高さ)及び堤頂長223.6メートルを目の前にすると数値以上に高く長く見える不思議なダムである。それと堰堤上から海(太平洋)が見える珍しいダムと登録されている様だ。ダムサイト近くには花貫渓谷も有り、新緑時・紅葉時には美しい自然の姿が楽しめます。堰堤下にはバーベキューの設備やキャンプの出来る「花貫さくら公園」が造られおり、名前通り春の桜や初冬の桜(踏破日、ちらほら咲いていた)が咲く頃には、賑わいをみせる事と思われる。撮影ポイントは何処からでも撮れるが、左岸下流方向には入れません。
アクセス方法:
常磐自動車道を高萩IC下りて左折、常磐道の下をクロスした取り付け道路を1.7キロ程で県道10号線(日立・いわき線)の交差点に着く。ここを左折して常磐道に沿って走ったり、くぐったりしながら3.9キロ弱で国道461号線に合流する丁字路に着くので右折する。あとは道なりに走ると2.4キロ程でダムサイトに着く。堰堤脇には駐車出来るスペースは無く、200メートル程先に駐車場があります。堰堤下に行くには500メートル程戻った処に、花貫さく桜公園入り口の看板がある。そこを入るとダム下に続いています。
ダム湖から右岸国道方向を
さくら公園の木々の間から
あとがき:
師走になりました・・・ みずがめ便りの更新が遅れた事をお詫びします。今年は昨年以上に踏破目標を広げ関東地方の水がめや、会津地方のダム踏破!を計画したのですが、体調をくずして入退院を繰り返し、あげくにドクターストップが掛かり行動が制約されてしまいました。完全に計画未達。今年最後の紹介が少々ボリューム不足で申し訳ないですがお許しを乞う。年が明けたら取り返す覚悟です・・・この花貫ダムの近く(?)に日本三大名爆の一つ袋田の滝があり、海寄りには五浦海岸の温泉と魚が有名。堰堤中央から東を見ると、常磐自動車道の先に太平洋が眺められました。載せた写真では小さくて見えませんが・・・海と云えば渥美半島の先に海に一番近いダム「初立ダム」がありますので近々に踏破したい・・・来る年が良い年で有りますように・・・また!