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五十里ダム

栃木県
2002年06月16日

栃木県を代表する重力式コンクリートダム。
国道よりダムの堤体を見ることができるが、木々が多く茂っているため、意外と目に付きにくいかも。
ちなみに、隣の川治ダムはアーチ式なので、比較してみると面白い。


重力式コンクリートダムの堤体。
3門の非常用洪水吐を備える。
工事中だったので、ベストショットが撮れなかった。

堤長は261.8m((注記))。
いまだに建設省という看板がかかっている。
改修工事終了後に付け替えるつもりであろう。

(注記)後日、日本ダム協会のダム便覧で堤頂長267mに訂正されました。

堤体より出ている2本のパイプが、新設された常用洪水吐。
以前から設置してあった洪水吐は、全開か全閉しかできなかったため、
新たに洪水吐を設置したとのこと。


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スペック

ダム名 五十里(いかり)ダム
ダム型式 重力式コンクリート
河川名/水系名 男鹿川/利根川水系
着工年/完成年 1941年/1956年
用途 洪水調節、農地防災/不特定用水、河川維持用水/発電
堤高 112.0m
堤頂長 267.0m
堤体積 468,000立方m
流域面積 271.2平方km
湛水面積 310ha
総貯水容量 55,000,000立方m
有効貯水容量 46,000,000立方m
ダム湖名 五十里湖(いかりこ)
管理 国土交通省
本体施工者 鹿島建設

水位

設計洪水位
洪水時最高水位(サーチャージ水位) EL 591.0m
平常時最高水位(常時満水位) EL 586.0m
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) EL 578.0m(6月15日〜8月14日)
洪水貯留準備水位(洪水期制限水位) EL 575.0m(8月15日〜9月30日)
予備放流水位 EL 575.0m
最低水位 EL 566.0m

放流設備

用途形状サイズ放流能力
非常用洪水吐ローラーゲート×ばつ3門3,000m3/s
常用洪水吐油圧式スライドゲート×ばつ1門122m3/s
常用洪水吐ハウエルバンガーバルブ×ばつ1条1.4m3/s
発電所使用水量発電所使用水量16.6m3/s
発電所使用水量川治第二発電所(栃木県)12.52m3/s

アクセス

日光宇都宮道路今市ICより国道121号線を北上。
16kmほど走ると右手に現れる。
木々が茂っているので、見落とす可能性あり。
車線右側に駐車場があるので、ここを利用されたし。
堤体上を歩くとができるらしいが、現在改修中のため、
立ち入りができない。
後日ゆっくり見学してみたい。
トンネルを一つ越えた所に川治ダムがあるので、こちらもおすすめ。
このダムを、栃木県ダム巡りの拠点にするとよいだろう。


白丸調整池ダム
川治ダム

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