「ROIC経営」で生まれ変わる老舗ベンチャー:TDK(6762)が8事業撤退で手に入れた「資本効率」と「未来への集中」戦略の深層 「フェライトの巨人」が仕掛ける「選択と集中」のポートフォリオ改革 磁性材料の分野で世界をリードし、特にスマホや電気自動車(EV)といった最先端分野で欠かせない部品を提供しているTDK(6762)が、今、その経営の根幹を揺るがすほどの大胆なポートフォリオ改革を断行していることをご存知でしょうか。 同社は、経営の規律として「ROIC(投下資本利益率)経営」を導入し、約80ある事業の継続性を徹底的に見直し、その結果、わずか1年で8事業からの撤退と1事業の再建を決定しました...