Automated External Defibrillatorの頭文字からAED(エーイーディー)といい、心臓突然死の約8割の原因と言われる「心室細動(Vf)」(心臓が突然痙攣をして、ポンプ機能を果たせなくなっている状態)を取り除く為の医療機器で、日本語では「自動体外式除細動器」と言います。
2002年11月、カナダ大使館でスカッシュに興じていた高円宮殿下(当時47歳)が突然倒れ帰らぬ人となりました。
倒れた直後に心肺蘇生等の処置を受けられていましたが、AEDがあれば助かったかもしれないと言われています。
この事故がきっかけとなり、日本国内でもAED普及のための法改正が進み、2004年7月より一般市民の方々でもAEDを使用することが認められ、公共施設・空港・駅・スポーツイベントの会場への設置が進みました。
記憶に新しいのは、2009年3月、東京マラソン大会に参加していたタレントの松村邦洋さんが、突然倒れ、周囲にいた人々によりAEDを用いた心肺蘇生法の実施により社会復帰されたという事例もあります。
皆さんも是非、AEDと心肺蘇生法を覚え、大切な人の命を守りませんか?