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2010年04月

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当事業のマニュアル集ができました。
下から閲覧できます。
実践マニュアル集
文部科学省「問題行動等への対応におけるNPO等の活用に関する実践研究事業」
第3回運営協議会議事録

日時:平成22年3月17日(水)10:00〜11:30
場所:県民交流センター ミーティングルームB

出席者
三重県教育委員会生徒指導・健康教育室 生徒指導グループ 主査
三重県若者自立支援センター 若者自立支援特命監
三重県教育委員会高校教育室 高校教育グループ 副室長
NPO法人チャレンジスクール三重 代表理事・副理事・書記係 以上6名

1 議事
(1)事業成果の報告と反省
報告者 NPO
今年度の取り組みを、実践マニュアル集という形でまとめさせていただいた(『平成21年度文部科学省「問題行動等への対応におけるNPO等の活用に関する実践研究事業」〜様々な問題を抱える不登校の高校生や高校中退者に居場所の提供とそれぞれの課題に適した支援プログラムの開発〜実践マニュアル集』)。
今年度は、「様々な問題を抱える不登校の高校生や高校中退者に居場所の提供とそれぞれの課題に適した支援プログラムの開発」というテーマで取り組んできた。昨年度からも取り組んできたため、実際には約1年半実施してきた。その中で、生徒のタイプをA・B・Cの3つに分類し、支援の方法を研究してきている。
しろまるタイプA
タイプAについては、カリキュラムA委員会(当法人スタッフ、臨床心理士)で研究してきた。実践マニュアル集6〜13ページと別紙の「コミュニケーション能力や人間関係を築く力を身につけるためのプログラムの開発」研究報告にその成果を挙げた。
タイプAの生徒は、全員が不登校経験者である。高校での不登校だけでなく、小中学校からの不登校経験者もいる。中退や中学卒業後すぐではなく、何年か経ってから来た生徒もいる。不登校やひきこもりの期間は、半年〜6ないし7年と様々である。これまでは、彼らの抱えている問題について、なんとなく把握はしているものの、実際に具体的な検証はしていなく、今回のカリキュラムA委員会で検証することとした。
研究の目的と方法 その方法としては、法人スタッフによる日常の様子を観察すること、保護者へのききとり、カウンセラーによる面接、客観的なデータがあらわれる質問紙調査を行った。その結果、対人関係に消極的であり、恐怖感を持つ生徒もいることも具体化してきた。しかし、本人らは集団の中での活動をなんとかしたいと思っていて、全員が高卒資格はとりたいと思っている。そこで、当法人が行う「ゆるやかな学校」の中で、SSTに配慮した授業等を行い、集団生活に適応していくようにすることとした。そのような活動の目標としては、1人間関係におけるスキルを身に付ける。2各生徒のストレス耐性をあげ、自尊感情を向上させる。3社会で生きる力および、社会で生きることへの意欲を育てる。とし、活動してきた。
研究内容 取り組みとしては1新入生に対してのソーシャルスキルアップを目的とした積極的取り組み2新入生と在校生の交流を目的とした取り組み3自己を知り開示するための取り組み4集団活動の中で楽しむ、やり取りする経験を持たせる取り組み、を行った。1は4月当初の受け入れ時に新入生のみ、新しい場所への抵抗と緊張をとりのぞくオリエンテーションの行事を行った。その後、2で新入生と在校生が交流し、4〜5月にはSSTの時間を集中的に設けた。3では自分理解のため、質問紙調査やエゴグラム、進路ガイダンスの一環としての自己啓発講座などを利用し、自分の考え方や自分の癖を知る機会を設けた。4では、飛鳥フィールドワークや野外炊飯、真珠核入れ体験などの野外活動を行い、楽しい集団の活動を通して人間としての成長を促すことをした。生徒同士の信頼関係や団体への所属感、人と人が触れ合う喜びを感じられるようにした。
研究成果 活動の前後で質問紙調査を行い、「シャイネス尺度」「GSES」「SRS」を測定した。「シャイネス尺度」は人との関係における意識を測るもので、「GSES」は自己効力感、自己肯定感を測るもの、「SRS」は個人が感じている抑うつや不安、怒り・不機嫌、無気力などの感情を測るものである。
平成20年度生については、平成20年10月と平成22年2月に調査を行った。これによると、シャイネス尺度の値が86.4から78.1に軽減してシャイ度が低下したことがわかる。特に「人の集まるところでも、たいていは平気で楽しくやれる」「大勢の人の前で話をしても平気である」「知らない人と平気で話ができる」などの項目において、望ましい方向への変化が見られた。また、GSESでは5.6から6.3と自己肯定感の上昇が見られ、特に「結果の見通しがつかない仕事でも、積極的にこなすほうである」「小さな失敗でも人よりずっと気にするほうである」などの項目において、積極的、肯定的方向への改善が見られた。SRSでは、全項目において若干ながら、数値の低下がみられ、日常のストレスが負の感情に置き換えられにくくなっている可能性を示していると考えられる。
平成21年度生については、平成21年10月と平成22年2月に調査を行った。シャイネス尺度とGSESでは、どちらも若干ずつ望ましくない方向に数値が変化している。予想される要因としては、年度途中で他校から転学してくるケースが多く、母集団が定まらないことが第一の要因としてあげられる。途中転学生の場合、ほとんどが前籍校で不登校になるなど精神的に課題を抱えた形での転学となっており、まだ十分なSSTの機会もないままの検査結果となる生徒も含まれる。また4月から在籍している生徒に関しても、母集団自体が少ないため、個人の変化による影響を平均が大きく受けてしまうことがあげられる。2月検査時には、卒業生との別れへの動揺や、21年度生間の関係が1月頃から不安定になっている様子がみられ、これらが彼らの社会性を低下させている可能性が考えられる。いずれにしても、まだ途中経過であり、継続してSSTを行う必要があると考えられる。
最後に20年度生と21年度生のシャイネス尺度の変化を比較してみる。20年度生は、望ましい方向への変化が見られ、その後も数値は安定している。これは、信頼のおける集団の中での意見の交換やコミュニケーション教育およびトレーニングを1年間継続して行った結果のあらわれと考えられる。このため、21年度生にも今後の継続したSSTの導入が必要であると考えられる。
実践マニュアル集 こうした取り組み例として、実践マニュアル集の8ページから具体的な展開例として、「あいさつをする 自己紹介をする」「会話を上手に継続する〜上手に質問する 上手に聴く〜」「上手な断り方」の教案を掲載した。
また、実践マニュアル集の11ページからは野外体験のうち飛鳥フィールドワークについて、指導に関する教案を例として掲載した。ここでは、生徒たちはかなり自信をなくし、誰かの援助なしでは行動できなくなっているということから、「自分で判断し行動する」に重点を置いて実践した。
しろまるタイプB
タイプBについては、カリキュラムB委員会(当法人スタッフ、キャリアカウンセラー)で研究してきた。その成果は実践マニュアル集14〜18ページに挙げた。
当法人では、高校を中退し、フリーターとして働く若者や高卒資格を持たない若者を支援するため、夜間部を立ち上げた。彼らは仕事しているものの、実際には本当にやりたかった仕事ではなく、自分の進路に踏み出せていなく、このような若者にこそキャリア教育が必要と感じている。しかし、今年度の夜間部在校生は4名と少数であったため、昼間部の生徒も対象として研究を行うこととした。夜間部生徒減少の原因としては、経済情勢の悪化で高卒資格をとることまで余裕がないことが考えられる。いずれにしても、昼間部と夜間部の両者に違ったキャリア教育が必要であると考える。そこで、夜間部の生徒には、本当にしたいことを考える時間を与え、支援者が一緒に考えることで、次のステップが見えてくるよう、キャリアカウンセリングの指導を重視した。昼間部には、いろんな体験が不足しているため、進路に対して具体的なイメージを持つことが難しくなっている生徒も多く、自己肯定感を上げるプログラムを実施したり、具体的なイメージを持たせるための進路ガイダンスを中心としたキャリア教育を行った。
内容 1キャリアガイダンス2基礎学力の充実3キャリアカウンセリングを行った。
1については、キャリアファイルという個人の目標などを明記させ、自己の成長を確認できるファイルを用意し、個人の達成感と動機付けを意図した。それには、スタッフのコメントや得点シール等によってモチベーションを向上させるように配慮した。進路ガイダンスでは、業者が行うガイダンスを導入し、自己啓発講座や大学・専門学校の先生による分野別体験講座を行った。また、正規雇用やアルバイトの体験をキャリアレポートという職業体験レポートを書かせ、働くことの意味を確認する機会とした。昼間部の生徒には、普段からアルバイトを奨励し、キャリアレポートを書かせた。しかし、インターンシップにも行かせられない状況の生徒もいるため、別に「働くとは」「学生と社会人のちがい」「仕事をするための基礎知識」などの関する授業を行い、レポートを作成させた。
2については、不登校や高校中退によって、日常的な漢字が書けない、簡単な計算ができないという基礎学力が欠如した生徒もいるため、そのような不安を取り除くための授業時間を設定した。また、漢字検定やワープロ検定を受検し、達成感を感じられるよう自己肯定感をあげるようにした。
3については、実際のキャリアカウンセリングの様子を実践マニュアル16ページ以降に掲載した。
この結果、今年度は13名が卒業し、大学進学3名、専門学校進学2名、正規雇用就職3名、アルバイト2名、未定2名、結婚→出産→家事手伝い1名という結果になった。未定2名についても、自立支援センター等を利用し、次につなげられるようにしている。
しろまるタイプC
タイプCについては、カリキュラムC委員会(当法人スタッフ、文系有識者2名、理系有識者2名)で研究してきた。その内容は実践マニュアル集19〜35ページに挙げた。
進学校等で自分を見失い、挫折感をもって不登校になっている生徒たちに対して、彼らが元気と自信を取り戻し、再び夢の実現に向かっていけるようにすることを目的としてプログラムを作成した。具体的には安心できる居場所と彼らの元々もっている高い能力を引き出す手がかりとなるであろう受験一辺倒ではない、知的好奇心を刺激するプログラムを用意した。しかし実際にはじめてみると、彼らの多くはかなり深刻な状態にあることがわかった。
燃え尽き状態になっていて、心身ともに不調をきたしている、学習にたいして拒否感をおぼえてしまう、気持ちはあっても家から出られないなど、プログラムに参加できない状態の生徒もいた。ゆっくり時間をかけて回復を待つ必要があると思われる。
しかし、彼らがその気になった時、彼らの可能性を広げる、様々な角度から働きかける教材は有効であると考える。その内容は実践マニュアル集19〜35ページに挙げた。
しろまる質疑応答
生徒指導・健康教育室
「フィールドワークも入れて実践していることは非常に良いと思う。事前指導、事後指導は書いていただいているが、実際の当日の様子はどうであったか。マニュアル集では、不安要素がたくさん書いてあるので、当日の様子が大変気にはなる。」
NPO
「初めてバスに乗ってみんなで出かける生徒や、初めてバスの中でカラオケをしたという生徒もいた。あまり家から出ないため、自転車に乗るのも疲れたという生徒もいた。そのような体験が不足している生徒がいるということがわかり、体験をさせられたことはよかったように思う。」
NPO
「今回のフィールドワークでは、あえてこちらで集団を設定しなかったが、自発的にグループができ、グループで行動してくれたことが非常に嬉しかったことである。当日はお互いが声をかけあったり、相談しながら行動するなど、SSTの成果も出てきているのかと実感できた。感想では疲れたとも書いてあったが、みんな楽しかったと書いていた。」
生徒指導・健康教育室
「子どもたちの意識ができたことがよくわかる。マニュアル集を見ていると、フィールドワークの範囲としてはかなり広く、運動が苦手や集団行動できない生徒たちと聞いているため、大丈夫かなとは思った。」
NPO
「実際に行ったのは10月のおわりくらい。4月や5月ではおそらく無理であっただろうと思う。体育などの運動の時間を積み重ねてきて、やっとできるというように思っている。」
生徒指導・健康教育室
「グループをつくって仲間を作れるのはひとつの進歩である。」
NPO
「よく似た子どもたちの集団なので、安心感があるということもあろう。一般の学校ではリーダーになれなくても、ここではリーダーとなって自信を取り戻していったケースもある。」
高校教育室氏
「この3つのタイプは、重なる部分もあるだろうが、どう対応および指導してきたか。」
NPO
「タイプAは昼間部、タイプBは夜間部、タイプCは午前部というコースを設けて、その生徒を対象とした。タイプCの中には、午前部に来れなくなり、昼間部のゆるやかな環境の中にいる生徒もいる。」
高校教育室
「最終的には自立していくことが大事である。公立定時制でも、よく似た話があるが、その次へつながらないケースもある。働くことができない場合もある。先ほどの進路の状況では就職している生徒もいるが、その就職先はどうやって探したのか。」
NPO
「基本的には在籍している通信制高校を経由したものが多い。ただ、通信制高校に求人はなかなかないため、本人や親が探したり、ハローワークで探したりしてきて、指導をしていくようにしている。一般の通信制高校ではなかなか日常的な指導ができないが、当法人へ通う生徒には面接や作文、履歴書の書き方の指導をしている。それを通じて本人も自覚が出てくる。就職までたどりつく生徒は、症状の軽い場合が多いので、そうでない場合には大学やほかの何かでワンクッションを置くようにしている生徒もいる。」
NPO
「就職の決まった生徒には、これまでその企業が通信制高校から採用したことがなかったところへ決まったが、面接の時に時間のトラブルがあった。たまたまNPOが企業の近くへ出張していたこともあって、NPOが直接通信制高校のしくみを説明し、その結果採用に結びついたことがあった。このように、なかなか通信制高校に対する企業側の理解は難しいことが多い。」
高校教育室
「通信制や定時制は、これまで求人を出すところとして認知されていなかった。最近ようやく働いて通っている生徒ばかりでないことが認知されるようになってきたが、まだまだ公立の場合には全日制へ求人が来て、そこから定時制へ紹介するような状態ではある。
来年度、教育委員会だけでなく生活部も関わって、新規卒業生の就職未定者を対象に月10万円くらいの給料をもらいながら行う職業訓練を実施する。問い合わせ先は生活部、おしごと広場で受け付けている。高卒・大卒が対象だが、場合によっては相談に応じる。数ヶ月の訓練でその間に仕事を覚え、仕事を見つけてもらうようにする。ある程度働く意思のある人でないと難しい場合もあるが、少しアルバイトするかわりに紹介したらきっかけにはなるかもしれない。」
自立支援センター
「120名定員で現在約30名の申し込み状況で、パソナという会社の社員という形にし、給料を訓練手当ての形で出すというしくみである。3ヶ月間でそれぞれ自分が希望するコースへ分かれ訓練する。国と県のお金で動いているものである。」
NPO
「対象が広いのであれば、高校中退者も高卒資格をとりながら行くことができればいいと思う。できれば、連携させていただき、通信制高校へ通いながら行くことができることも考えていただければありがたい。」
高校教育室
「一度問い合わせしてもらってはどうか。」
NPO
「そうすると、高卒資格をとり卒業したら正社員になるというスムーズな流れができるのではないかと思う。」
高校教育室
「そうなれば、夜間部に在籍している生徒には良いと思う。ただし、3ヶ月の間にしっかり考えてもらうようしなければならない。」
NPO
「そのようないろんなセーフティーネットが必要であろう。」
自立支援センター
「タイプCの生徒はどういう経路でチャレンジスクールへ相談に来ることになったのか。」
NPO
「三重県のNPO基盤強化事業に採用していただき、広告費や相談会費用がつき、学校まわりで事業紹介を行っていき、相談に来たケースが多い。学校の先生からパンフレットもらって紹介してもらったケースや、保護者がインターネットで探してきたケースもある。当法人が新聞でとりあげられたこともあり、それを見て来ていただいたケースもある。
タイプCの生徒の場合には、保護者は立ち直ってもらいたいと思っているが、本人がまだまだ元気になっていなく勉強どころではないというケースも多い。したがって、相談は受ける数が多いが、実際にカリキュラムCに参加する生徒は少なかったというのが現状である。」
NPO
「タイプCとは少し違うが、この春には通信制高校を卒業してしまうが、ほとんど学校へ行ってない状態でずっとひきこもり状態で、基礎学力にも不安があり、どうしたらよいか、という相談があった。自立支援センター等を紹介したが、高卒資格だけではどうしようもない現状もあると再認識した。」

(2)当事業の継続について
報告者 NPO
この事業は昨年度、今年度と2年にわたり行ってきた。今回の冊子は、全国の関係NPOに配布する。本年1月22日には、文部科学省での教育関係者の集まる場で発表させて頂くこともあった。これを生かしていく必要がある。来年度も三重県のNPO基盤強化事業に提案させていただいており、生かしていくように考えている。このようなNPO基盤強化事業のおかげで、活動の幅もひろがり、相談件数も増えてきている。
不登校や中退のときにある程度の道をつくっておくと、その後がスムーズになる傾向である。一度家でひきこもりぎみになると、外へ出て行くことにエネルギーが必要となり、出にくくなる現状がある。できれば、中退時に相談できると良くなるため、当法人の事業の情報をいろんな場に提供していき、情報を共有していくことが重要であろうと考えている。このために様々なところとの協力・連携が必要である。この運営協議会は、そのような場として非常に有意義なもので、ありがたいと考えている。また、機会があれば、情報提供をさせていただきたいと考えている。

(3)その他 意見交換
自立支援センター
「NPO基盤強化事業とは、緊急雇用の関連のものか。」
NPO
「そうである。ふるさと雇用創生で、平成23年度まで2年半の予定である。」
NPO
「高卒資格だけ取得してもなかなかうまくいかないことも多く、受け皿も多様化していかないと、対応できない場合も多い。」
高校教育室
「中退するが高卒資格ほしい、このままでは社会生活できない、など様々なタイプの人といる。特にひきこもっている人に対して、今は公的には何かできる機関がない。このため、子どものタイプによって紹介できるところがあるとよいと思う。また、その考え方を学校の先生方に知っていただくことが重要である。どこかでそのような話ができる場を設けていくことも、考えていかなければならないことである。事業の紹介という形で場を設けると一番やりやすいかもしれない。」
NPO
「いろんな支援機関にも選択肢のひとつとして、情報を提供していけるとありがたいと思っている。」
NPO
「当法人では、個人の状況や経済的な理由等によって、違うタイプの場所を紹介することもしている。受け皿はたくさん必要で、なによりも切れ目なくサポートできるようすることも重要である。」
生徒指導・健康教育室
「前回の会議で話したように、学校の先生が情報を持っていない現状を変えるため、秋口くらいになるが、当方でも話していただくことを予定している。中勢地区はある程度認知されているが、北勢地区ではほとんど知られていない。ぜひ当方の場を利用していただきたい。」
高校教育室氏
「チャレンジスクール三重は、近鉄伊勢中川駅から徒歩で15〜20分とかなり距離があるように思ったが、今来ている生徒は歩いて来れているか。」
NPO
「今年度、独立行政法人保険医療機構に申請してワゴンを1台購入していただいた。現在はそれで生徒の送迎をしている。ただ、最初は遠くて行けないと言っていた生徒も、だんだん歩くようになってきているため、利用者は減りつつある。それひとつ見ても、生徒がだんだん元気になってきていることがわかる。」

(4)最後に
今回の事業では、約2年半にわたり様々な方々に協力いただき、非常に感謝している。しかし、この事業はこれで終わりではない。委託がなくなった後も継続していって、一人でも多くの若者をきちんと自立させていくことを目指し、支援していきたい。そのため、様々な場面でご協力・相談いただくことになると思うが、今後ともよろしくお願い申し上げます。

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