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2012年01月26日

おもしろい予感のするページ

昨年の中之島哲学コレージュ「新・哲学セミナー「ニーチェ『ツァラトゥストラはこう言った』を読もう」でガイド役を務められた菊地建至さんが、「「かせつ(仮設・仮説) 中之島」 小屋番 菊地建至 Takeshi Kikuchi」というホームページを立ち上げたそうです。なにか、おもしろいことがはじまりそうな予感のするサイトです。一度仮設・仮説中之島にたちよってみてはいかがでしょう?

2012年01月24日

哲学カフェ「幸せとは何か」

こんにちは、まつかわです。
東京の哲学カフェの報告が、企画・進行の寺田さんより届いたのでご紹介します。




1月21日(土)の東京の哲学カフェの報告です。
30人ほどの参加者で会場のカフェ・クラインブルーは一杯。高校生の参加も2人ありました。年齢層が広がるのは嬉しいことです。

テーマはその場で募りました。「自分を信じるとはどういうことか」「幸せとは何か」「仕事とは何か」「天気と気分」「インターネットのコミュニケーションと対面のコミュニケーションの違い」が挙げられ、「幸せとは何か」を選びました。以前も何回か考えたことのあるテーマですが、いつも違った展開をするのがおもしろい。
「望みがかなえられる」という意味での幸せと「自分自身の生を受け入れられる」という意味での幸せの区別、幸せは感覚的なものではなく反省的なもの、何かとの比較から生じるもの、幸せと見なすこと・名づけることによって生じるもの、個人的に幸せだと感じることと他の人々に幸せだと認めてもらうこととの関係などをめぐって、次々と意見が出され、対話が展開しました。
今回は流れがかなり明確な対話だったと思います。特に時間が足りなかったという感じが強かったのは、そのためでしょう。



寺田さん、ありがとうございます。
来月は、2月25日に学校と教育を考える哲学カフェを開催されるそうです。
お近くの方は、ぜひご参加ください。
詳しくは、本日発行のカフェフィロメールマガジン2月号、もしくは、こちらをご覧ください。

2012年01月21日

そして飛び込み参加してきました

そして超直前のお知らせをしたあと、私自身が「とよなか国際交流センター」での哲学カフェに飛び込み参加してきたのでした(遅刻しました)。思えばセンターが豊中駅に移ってから初参加でした。

テーマは「ひま」っていいこと?わるいこと?。参加者は10名前後でしょうか。ほんわかとした進行役の雰囲気もあって、楽しい時間を過ごすことが出来ました。

ただ、私の頭は(好調のときがそもそも少ないのですが)絶不調。考えようとすると考え始めるそばから考えたことが消えていき、話をきいたそばから聞いた言葉が頭から消えていくという感じで、たとえるならメモ書きした粘着力の弱い付箋を貼り付けては落ち貼り付けては落ちというのを繰り返しているような感じでもがいてました。そうこうする間に発言を求められ「蜘蛛を30分ぐらいみてます」とか(事実ですが)意味不明の発言をし、「くもおじさん」という称号を頂戴してとぼとぼ帰ってきたのでした。もはや完全にあやしい参加者だったでしょうね・・・。

超直前のおしらせ

直前の直前ですが、いつもお世話になっているとよなか国際交流センターにて「哲学カフェ」が今日の15:00から(!!)開催されるようです。参加申込みしていなくても当日飛び入り参加できるようですから、ご興味あるかたはぜひ。進行は臨床哲学研究室の院生の鈴木径一郎さんです。

2012年01月16日

セミナー「こどもとする哲学対話」ご報告

こんにちは、まつかわです。
先週1月9日(月)は、カフェフィロセミナー「こどもとする哲学対話」を開催しました。
学校の先生のほか、会場をお借りしている「とよなか国際交流センター」のスタッフの方やカフェフィロの正会員も何名か受講しました。


午前中はレクチャー。
講師の高橋さんに、国内外の「こどもとする哲学対話」の内容と様子、それから高橋さんが実践の際に大切にしていることなどをお話いただきました。


それから、高橋さんと一緒に実践している香櫨園小学校の金澤先生へ、質問タイムも!
子どもたちの対話で印象に残っていることや難しいと感じることのほか、「対話をどんなふうにクロージングするか?」など、現場で実践している先生ならではの質問も飛び出しました。
のってくると、身体が動きだす金澤先生。
午後は、ハワイの「子どものための哲学(P4C)」で用いられているコミュニティボールを使ったワーク。

いろとりどりの毛糸を
ぐるぐる
ぐるぐる巻きながら・・・
高橋さんが用意してくれた質問に答えていきます。





















質問がよかったのか、たまたまそういう人が集まったのか、どの人のお話もとっても面白く、味わい深く、スタッフの私も聞き入ってしまいました。


受講者の感想を(一部ですが)ご紹介させていただきます。



子どもの哲学のワークショップの一つがわかって、とてもよかったです。反面、学校で行う困難さも実感しました。この活動を学校教育の中に根付かせていくのは、すごく難しいと思いますが、がんばって取り組んで行こうと思います。また、研修会、ワークショップ等があればお知らせください。」

授業方法をワークショップ形式で実際に体験できるセミナーを開くのは、とてもよいアイデアで役に立ちました。もうちょっと、“ファシリテートしない”バージョンで(実際に教室でやるのに近い仕方で)コミュイティボールを体験したかった気はします。」

「子どもとする哲学対話の実践を見学したいと思えてきました。そのような機会をつくって頂けたらうれしいです。シリーズで哲学の塾?寺小屋みたいなものもあれば、子どもを参加させてみたいと思いました。」

わかりやすく、的確な説明でした。普段の授業に活かしたいと思いました。」

「自分でコミュニティボールを使った話し合いを体験できたことがよかった。コミュニティボール以外の「こどもとする哲学対話」の方法も知りたいと思いました。レクチャー、ワークショップともに、もう少し時間があればよいなぁと思いました。続きのセミナーも是非やってほしいです。」

ボールを創りながら発言することが、気分がくだけてよかった。ボールを持っている人だけが発言するというルールは、人の話を聞くということにつながってよかった。大人社会の人間環境づくりにたいしての、有効なツールや対話方法を知りたい。」

「「子どものための哲学」を行う際に、高橋さんが重視していること、というのが非常に興味深かった。「沈黙を恐れず、ひたすら待つ」というのは難しいかとは思いますが、それによって生まれるものがあるということを知れたのはよかった。」


最後にご紹介したのは、カフェフィロ正会員の感想です。
「子どものための哲学」について、ある程度知識のある方ですが、そういう方にも得るもののあるセミナーになったようで、よかったです。


「また開催してほしい」「他にも子どもとする哲学対話のための手法やツールを知りたい」という声も何名かからいただきました。
ありがとうございます。
受講生が集まるかヒヤヒヤしましたが、懲りずに、また、企画します。


課題は、受講料ですかね。
ぶっちゃけ、何名かの方から「内容は満足だけど、高い」「ライブチケットぐらいの値段なら、受講しやすい」と声をいただきました。
 レクチャー型のセミナーなら、受講料を安くする分たくさんの受講者の方に来ていただくという形がとれるのですが、カフェフィロのセミナーは少人数ならではのワーク形式なので、そうもいかず・・・。
でも、どんなに内容がすばらしくても、お財布には限界があるのは当然のこと。
講師の労働力を搾取しない形で、みなさんのご期待にお応えできるよう、策を練らねば。
がんばります。


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