'13-14-9 東海道歩き(鈴鹿峠登山口〜水口まで)

『嬉しいご案内』
或る会社のHPに私のこのブログをリンクさせて頂けることになりました
会社のHPと言っても、その中にある1つのカテゴリーなのですが、そこに書かれているのが 『元気の出るブログ・愉快満載の百科店」 となっていて、内容は「いつだって街歩き」「パソコンよろずマニュアル」「満点デジカメライフ」「錦町世情研究所」などがあって、ここの私のブログを転載させて頂けることになったのです

その名は 『サンキyou広場

どうぞ この広場にもお越し下さいますようお願い致します

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Photo

歌川広重 東海道五十三次 「土山」の図

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4時方向の「鈴鹿峠登山口」から歩き始め、10時方向の「水口」が今日のゴールです
ルートは国道1号線と付かず・離れずですが、今回も旧道を多く歩くようで楽しみです

「鈴鹿峠」
標高は357m
解説によると・・・886年「阿須波道」と呼ばれた現在の鈴鹿越えが開通 し、これにより峠一帯が鈴鹿山と呼ばれるようになりました。
しかし、坂道の険しさ・気象の変化の激しさから東海道の難所と捉えられていました。
また、追いはぎなど盗賊も出没し、その意味でも難所だったようです。

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左: 9:05 に登山口から歩き始めましたが、轍の跡もあって のんびりムード

右: 9:12 「鈴鹿流薙刀術発祥の地」碑が建っていますが、調べてみてもよく判りません
それに碑自体もそれほど古い物とは思えません

Dscn3392 Dscn3397左: 9:22 芭蕉句碑
「ほっしん(発心)の 初にこゆる 鈴鹿山」

右: 9:31 鈴鹿峠着
オイオイ まだ歩き始めて40分も経ってないぞ それで峠かよ
何かに騙されているのではないか? という呆気なさ
計画の時点から難所という考えでしたが、歩いてみると なんと楽勝
箱根に比べると雲泥の差 比較になりません

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左: 9:36 鏡岩
かつては表面が鏡のように輝き、盗賊が旅人の姿を岩に映して襲ったという鏡岩
県指定の天然記念物となっています

右: 9:37 鏡岩からの眺め

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左: 9:53 茶畑
10数分歩くと左手にはこのような茶畑が広がっています
この茶は「土山茶」として出荷されているそうです

右: 9:58 万人常夜灯
解説によると・・・江戸の中頃に、四国の金比羅神宮の講中が建てた常夜燈として建てた。重さ38トン、高さ5.44mもある大きな石灯籠は、地元民三千人もの奉仕によって地元高畑山より運び出され出来たものと伝わる のだそうですが、まさに巨大常夜灯です

この常夜灯がある所は休憩所になっていて、ベンチなども置いてありました

登りはやや急な斜面を登ってきましたから、これからは苦手な下りになるのだろう と思ってましたが、その気配はなく、緩やかな下りを続けながら国道1号線に合流してしまいましたあんなに心配しながらやってきた「鈴鹿峠」には、すっかり騙されてしまったかたちです

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左: 10:07 国道は滋賀県甲賀市に入りました

右: 10:07 土山宿の東海道シンボルマークなのでしょう

Dscn3411 Dscn3416左: 10:55 国道1号線沿いにあった「鈴鹿馬子唄の碑」
これは一番有名な歌詞?で

♪ 坂は照る照る 鈴鹿は曇る
あいの土山 雨が降る
なのですが、この中にある「あい」の意味が判らなかったので聞いてみると、諸説があるのだそうです(ここでは省略します)

右: 11:15 少し歩くと、ここにも「鈴鹿馬子唄之碑」
何故なのでしょうか、よく判りません

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左: 11:45 国道からほんの少し外れますが「猪鼻村」の標識

右: 11:45 「旅籠中屋跡」
の石柱が立っている家がありましたが、こんなところにも旅籠があったのでしょう
「明治天皇」の休憩所に使われたという説明もありましたが、天皇も遊び歩き?がお好きのようで、この他にも石碑が建っていました

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左: 12:00 路傍の石仏

右: 12:20 「海道橋」
この橋を見て、この頁のトップにある「土山の図」を連想してしまいましたが、きっとそんな思いでこの橋を造ったのではないでしょうか?

Dscn3430 Dscn3432左: 12:25 道の駅「あいの土山」
ここで昼食 初めて昼食らしい物を食べたような気がします(浜松からを思いだしてみると、何を食べていたのかなぁ 笑)

右: 12:25 土山宿の標識

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左: 13:00 土山の街道筋
関宿と違って、電柱や電線が目立ちます

右: 13:15 旧街道を歩いていて、このような店を見ることは珍しかったので パチリ

[画像:Dscn3443]

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左: 14:15 地安禅寺
山門と傍に立つ樹をねらって パチリ

右: 14:50 土山宿の西外れにある ちょっとさみしい松並木

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左: 17:10 水口(ミナクチ)宿に到着

右: 17:15 水口宿の高札場

きょうの感想・・・
私の峠のイメージは、登ったら下る なのですが、この鈴鹿峠は登りきるとほぼ平らで広い道になってます
もちろん下りですが、山道を下るのではありません
ですから小高い丘に登った という感覚です

すっかり拍子抜けした今日の記録は
23、7キロ 37901歩


ここで例の お目汚しを
呆気なく 峠を越えると 蝉時雨
もちろんセミはまだ鳴いていません 徘徊師は許されますが、本物の俳諧師もこんなことをしていたでしょうね 多分
桜木も 木陰を作り 風過ぎる
風抜ける 甲賀の里も 陽は強く

鼻歌も 気付いてみれば 同じ唄
ヒトカラ修行 積めと言うのか

【9日目はこれで終わりです】

2013年6月 4日 (火) ★ 「東海道」一人旅 | 固定リンク
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