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2016年03月25日

花見2016in上野

今年のお花見

毎年、恒例のお花見を開催します。

日時 4月2日(土) 12時頃〜17時頃

場所 上野公園 不忍の池

[画像:hanamibasho2016.jpg]

会費 無料(持込歓迎、食べ物、ビール、酎ハイ、ハイボール、お好きなものを持ち込んでください)

いつ、来場いただいて、いつお帰りになっても結構です。

過去のお花見の模様↓

2014年のお花見

2013年のお花見

当日は、上野公園付近の、国立科学博物館にて、
僕(内原)が審査員を務めさせていただきました「ものづくり日本大賞」の
展覧会も開催されています。

公式サイト ⇒ http://c.nc-net.or.jp/c.php?37367

お立ち寄りの際は、合わせてお楽しみ下さい。

以上、どうぞよろしくお願いします

10:18 | コメント (0) | トラックバック

2016年03月11日

エイベックス「人間尊重経営〜ものづくりは人づくり〜工場見学」

エイベックス(株)さんの多度工場を見学させていただいた。

エイベックスは、オートマチックトランスミッションのバルブ部品を中心に
アイシングループに多くの製品を納めている部品メーカーである。

2015年度の売上は約50億。社員は、約400名。
今後、売上は約10%増加を見込んでいる。

エイベックスの加藤会長にお話を頂いた。
加藤会長がエイベックスを引き継いだのは、1980年代。
そこから、2000年頃までは、年商5〜10億で10億の壁がなかなか破れなかった。

加藤会長が1992年 加藤精機→エイベックスに改名した。

あらたに「人間尊重の経営」を掲げ、スタートしたが、
10億の壁を超えるには、約10年かかった

製造業で勝ち残っていくには、他社に較べて、何が強いのか?
という強みが重要である。

エイベックスの最大の強みは、設備の自前化だ。
中古設備再生化(原価低減、人財育成)75歳前後のベテランと
若手がタッグを組んで再組立てをする。設備を自分たちで、
再生化することで技術が身に付き、継承ができる。

〇中古設備を再生化した研磨機群

[画像:中古設備を再生化した研磨機群.jpg]

〇現場風景

[画像:現場風景.jpg]

また、社内改善は、素晴らしい。

下記は、女性のストッキングを利用して、廃液濾過をしたものだ。
金がなければ、知恵を使え、という話の典型で
通常の濾過フィルターよりも全然安くて、一番、効果が得られたという。

〇ストッキングを利用した廃液濾過

[画像:ストッキングを利用した廃液濾過.jpg]


エイベックスの考え方は、常に人間が中心である。

考え方・・・・安全第一、品質至上、顧客中心
安全があって、品質が守れる、品質が守れるから顧客に喜んでもらえる。

スローガン・・製品と設備に愛着と誇りが持てる人材づくり
を通じて、「精密切削研削加工を極めるプロフェッショナル集団」を目指す

「人間尊重の経営」とは何か?
昔から、加藤会長は、人間尊重の経営を掲げていた。
しかし、なかなかうまくいかなかった。
いつの頃か、下記に気づいた。

生産を豊かにする(生産条件)ことから、人間らしく生きる(生存条件)

生産性を上げて、給与を上げて、会社をよくすることから、
人間らしく生きるために仕事をしていく、という考え方に変わっていった。

人は育てるものではなく育つものである。
だから、1000万円くらいの失敗は、わかっていても許す。
許された人は、1000万円失敗したのだから2000万円稼ごうとする。
これが節理である。

会社が儲けなくてはいけないのではなく、社員が生きるために結果的に稼ぐ。
ここの違いが一番、難しい。

社員教育→会社のためでなく、社員のため育つ状態の風土をつくることである。
なので、教育ではなく共育である。

〇改善活動風景

[画像:改善風景.jpg]

〇改善効果を説明する加藤会長

[画像:改善効果を説明する加藤会長.jpg]

会社は必ずつぶれる、環境の変化により売り上げがなくなる(例 ミシン、8mm映写機)
現在の社員は、必ずいなくなる。だから、企業は変化に付いていくことが重要である。

現在のエイベックスは市場創造型の企業である。
営業がメーカーから図面が出てくるのを待っていては遅い。
5年後、10年後にどんな図面が出てくるのを予測(市場創造)することが重要である。
エイベックスは、丸もの切削が得意な企業であるから、
どの業界にどんな丸ものの切削技術が必要かを創造している。
これがエイベックスの営業力である。

昔は、生き残るための経営をしていた。
現在は、勝ち残る経営となってきた。
今後は、さらに勝ち進む経営に向けて、舵をとっている。

「人間尊重の経営」とは、一人一人の社員が成長した分、会社は発展する経営である。
よって、会社の発展は社員の成長とイコールである。

とても素晴らしい、お話をいただいた。
これをまた、糧にして、今後も頑張ろう!

〇集合写真
[画像:Image.jpg]

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