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koudansyou-古典と現代

主に平安文学・文化についてのつれづれ書き(画き)

入試と節分

気づくとはや2月。緊急事態宣言も延長しさてどうなる?と思っていましたが、入試は滞りなく始まりました。

去年と違うのは、監督者が「フェイスシールド」をつけていること(つけるとやや息苦しい)、学生の座る席が前方何列か空いていること、主任監督の諸注意説明が長くなったこと、以上がまず私が気づいた点です。

そして裏側(試験本部、監督者待機場所)も、当然のことながら、いろいろ変わっています(以下お伝えできる範囲で)。アルコール消毒の設置はもちろんのこと、試験合間の待機中、自由に座れた椅子が指定席に。そしてそこに必要なグッズが既に置いてありました。配布場所の密を避ける、また知り合い同士、隣に座っておしゃべりしないような配慮でしょうか。

室内にあった給茶機は、青空の下に(寒い)。しかもコーヒーがなくなっていました。同僚の先生によると「コーヒーは砂糖とか、ミルクとか、共用部分が増えるからでは?」というお話で、なるほどと思いました。

そして、昼食時、一人一人、仕切られたブースが用意されていて、個室ラーメン屋のようでした。つまり、会話しながら食べられない形です。対策、徹底しています。

受験生はただでさえ緊張するのに、さらにこのような状況下で本当にしんどい思いをしているでしょうから、私たちもこの変化に頑張って対応しないといけませんね。

さてさて、今年の節分は2月2日でした。平安時代、宮中では、大晦日に「追儺」(ついな)と称して、鬼祓い行事を行なっていました。ここで祓われる鬼にはもちろん「疫鬼」(疫病を起こす鬼)も含まれています。今年は念入りにやる必要があったわけですね。

そこで、私が好きな「鬼祓い」関連の歌を一首ご紹介。

としごとに人はやらへど目に見えぬ心の鬼は行く方もなし(賀茂保憲女集、130)

追儺の鬼は追い払うことができるけれど、目に見えない心の鬼はどこにも追いやれない、という意味の歌です。

昨今、「自粛・自粛」で「心」に「鬼」を飼ってしまいがちな私たちですが、こんな時こそ、お互い思いやりをもって過ごしたいものですね。

そして「鬼」といえば、恒例の「鬼滅イラスト」。今日は美しい「鬼」を。
珠世さま
(悲しく、そして美しい鬼といえば、やはり珠世さま!御年19歳なんだそうです)

「鬼滅の刃」ファンブック第二弾も大人気のようで、家族も熟読していました。
まだまだ人気は続きそうですね。


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