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koudansyou-古典と現代

主に平安文学・文化についてのつれづれ書き(画き)

国際シンポジウムと広報誌の「鬼滅」ネタ

1月も今週で終わろうとしています。再びの緊急事態宣言。最後に予定した対面授業はことごとくオンラインへ変更。それに伴う準備と、卒業論文の受け取り(初めての電子データでの提出)、期末レポートの課題準備などなど、我が身をすり減らす仕事のオンパレードで、なかなか更新できませんでした。

24日(日)は、私も所属する明治大学古代学研究所の国際シンポジウム「交響する古代xi」が開かれました。初のオンライン開催。私は後半の司会を担当しましたが、会場でやるよりむしろ緊張しました。

発表者には韓国と中国の先生もお迎えし、参加者は百数十名、アジア色豊かなメンバーとなり(時間帯的に欧米の参加者は難しかったですが)、活発な意見も出て、なかなか充実した会となりました。

オンラインでの会議による打ち合わせは行なわれていましたが、全員が直接集まれない中、当日、大きな不具合なく、スムーズに進行できたのは、ひとえに裏方のみなさんの準備のたまものだと思いました。ありがたいことです。

次に、勤務先の広報誌「Meiji net.」の連載コラムでインタビューに答えた記事が1/14に掲載されましたので、ご報告します。

時代を映す作品から、幅広い視点を身につけよう | 連載コラム - Meiji.net(メイジネット)明治大学

「ビジネスに役立つ研究のヒントを」と求められての回答ですが、「アニメ」の話をしたのは、インタビュアの方によると、これまでで私が初めてだそうです(汗)。

国際日本学部の先生にインタビューをしたら、ご専門の先生もいらっしゃるので、「アニメ」の話、ありそうですけどねえ。

まあ、それはさておき、古典とアニメって、結構、結びついているものが多いです(ナルトとか)。

やはり千年以上愛されている作品は、くり返し何らかの形でリバイバルされていますので、もう遺伝子のレベルで好まれる「物語」になっているのかもしれません。

「鬼」の話もしかり。有名な鬼退治は「酒呑童子」(しゅてんどうじ)でしょうか。この話もまた別の機会にしたいと思いますが、最近、私のゼミの院生が「平安文学の病について」発表したことで、とある病の原因が童子の姿をした「鬼」だと考えられていたことを知りました。

このコロナ禍の中、「鬼滅〜」が大ブームになったのは、きちんと理由がありそうですね。深層心理で、「鬼」(コロナ?)を滅したい!と思った方が多かったのかもしれません。
蛇柱と恋柱
(家族が画いた「鬼滅の刃」の登場人物。「伊黒さん」は、同じ文学部のとある先生の「推し」です。ちなみに私は「善逸」。家族は「伊之助」推し)

それでは、もう校正(お願いして締め切りを延ばしていただいた)に戻らねばなりません。

今月、もう1回は更新できますように......。


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