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koudansyou-古典と現代

主に平安文学・文化についてのつれづれ書き(画き)

東京国立博物館へ2

10月も最終日になってしまいました。いろいろ振り回された1ヶ月。まず、学部のオンライン授業ですが、学期中4回、という制限がなくなり、再度、対面授業を増やすことになりました。

そして、学生の作業量をオンラインでも対面でも同じにすべく、発表者のレジュメ印刷を教員で引き受けることに。この対面とオンラインの折衷授業、なかなか大変です。

学部の演習は、1授業で毎回2人の発表者がいますが、一人は対面発表、一人はオンライン発表の場合、オンラインでの発表者の声(PCから出る)を、教室の学生に聞こえるようにするのが至難の業でした。教室の音声を拾うマイクはありますが、逆に拡声のためのマイクが必要なことがわかりました。本当に、毎回、試行錯誤です。

しかも、まさかの「爆破予告」もあり、予告日前日の対面授業は、正直ドキドキものでした(後から知りましたが、他大学にも、同様の脅迫が来ていたようです)。

さてさて、かなり前の更新から時間がたってしまいましたが、東京国立博物館、いよいよ見学パートです。

まずは考古の資料から。場所は平成館です。
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(縄文時代後期。ハート型土偶です。人のような、そうでないような)

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(縄文時代晩期。遮光器型土偶。頭の冠と目のインパクトが大です)

ハート型土偶は、見た目通りの名前ですが、遮光器型土偶は、目の部分がイヌイットの遮光器(スノーゴーグル)に似ているからの名なのだとか。服装の模様も細かくて、ステキです。

東博は、古墳時代以前の展示が少なめだと聞きましたが、充分楽しめました。あと、やはり勾玉(まがたま)でしょうか。

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(いつ見ても不思議なかたち。左下の水晶も大きくてカットがきれいでした)

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(ペンダントにしているのもおしゃれです。赤と緑のコントラスト)

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(縄文時代の刀。しっかり形が残っています。)

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(一番右の大きな銅鐸にびっくり。弥生時代後期、2000年くらい前の代物です。どんな音が出るのか叩いてみたくなります)

埴輪には、「しろまるしろまる女子」「しろまるしろまる男子」と名前の付いているものがあり、男子の方はおよそ甲冑を着ている、兜をつけている、といったことでわかるのですが、女子の場合は、胸の表現と、髪型で判断しているとのことのでした(考古学の先生談)。

次回は、もう少し時代が進みます。お楽しみに。





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