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行政書士になりたいか

行政書士ってなに?と聞かれ続けて18年。なりたいあなたに問いたい「なりたいか」

もうだめかなと思ったのはいつの夏だったか。

もともと、軽いあなたに、あたしはちょっととまどい気味で。
言葉も、通じないと思っていたのはあたしの方で
あなたは額面どおりにしか物事を受け取らない性格で
そんなことにはつゆほども気づかない。

すこしずつすこしずつ
ズレてきてたんだと思う。

あたしがすこしずれたと感じたときに
ひとこと余計なことをいい
そのことであなたが激怒して
あたしはものすごく悲しくなった。

もちろん、あたしの一言が悪いんだろう。
自分の気持ちを伝えたいというタテマエの元に
実はうらみつらみを相手にぶつけるという
相手にとってはしごく気分の悪いことをしていた。

そのことに気づいたのは
あなたに「なんでいつもひとこと多いのか」といわれたから。

いつもね、
いつも。

あなたもあたしが「いてほしいときにいつもいない」と言ったら
怒ったね。

「女はみんないっしょや。いつもていいよる。」

それも「みんな」なのか?。

つっこんだら同じことじゃないか。
あなたも、同じこと言ってるんやで。

それでも、あたしはあなたと別れたくなかったから
さよならがいえなくて
恨み言ばかりで嫌な気分にさせて
だんだんそんな自分が嫌になって
もうおわりだもうおわりだってそのことばっか考えて
なのにあなたはどこ吹く風でメールも減って知らん顔。

いっそもうメールもしない、さようならって
言われたらすっきりするのかって?

そんなことはない。

だってお別れはしたくないんだもの。

すきなのかどうかは自分でもわからない。
たぶん、あなたとは合わない。
意地悪言われて傷つけられてつらい思いをしても
そんなあたしの気持ちには気づかないあなた。

それでも、いてほしいとおもう。
それってなんなんだろう。

たぶんもうすぐ終わる。
もう終わりが見えてる。
すぐそこに。

あたしが締めるのかあなたが切るのかわからなかったけど。

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あれから幾年。

形を変えた私たちの夏。
あの時がなければ来なかった夏。

たぶん、魂が、別れたくなかったんだと思う。
男とか女とか関係のないところで。
そんな殻はもういらなくて。

そう、私だけじゃない、ふたりともよ。
あなたもわかってると思うけど。
私は今までの「女」ではないってね。

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