1990年は日本人でTyrrellというチームの人気が一気に上昇した年ではないでしょうか。
この年から加入した中嶋悟のおかげもあり、注目度が増した中で開催された開幕戦USグランプリ。 既に多くの日本人F1ファン達の心を捉えていた当時最強のマクラーレンホンダに乗るA.セナに対し、J.アレジは明らかに格下のマシンでありながらその軽量さを武器に歴史に残るバトルを展開。 その活躍は当時のF1ファンにとってはいまだに話題となる走りで、前年から継続使用していたTyrrell018の印象を強くしました。
そして、第3戦より導入された019はその特異なフロントノーズとウイングのデザインにより話題が集中。
基本的な車体の構成は018を引き継ぎながら、高く持ち上げたノーズとそこから垂れ下がるフロントウイングは多くの人々に衝撃を与えました。 しかも、このデザインが空力的に有利であったことは、後に他のチームが同じようなコンセプトにてマシン作り上げていった事からも証明されています。
過去に6輪という奇想天外な発想で人々を驚かせたP34同様、新しいことにトライしていく姿勢もTyrrellらしさと言えるかもしれません。
『記録』よりも『記憶』に残るTyrrellの各マシンが引き続き『Reve collection』よりリリースされます。 レジン製ならではの作り込みにご期待ください!
なお、開発中サンプルを全日本ホビーショーにて展示いたします。
弊社ブースへぜひお立ち寄りください。
ストリートコースで大暴れのJ.アレジ
中嶋悟も6位入賞
アンヘドラルウイングが美しい019
いずれもシャープな造形のノーズ
ノーズとウイングの造形の違いが一目瞭然