摩擦熱で機体が伸びる!?
迎撃ミサイルが追いつけないマッハ3のスピードで敵地に侵入、偵察任務に就いていたのがロッキードSR-71 ブラックバードです。
塗装は黒1色、高速飛行時は空気との摩擦熱によって外板が膨張し全長が30センチ以上も『伸びた』とも言われています。
まさに冷戦時代の象徴である戦略偵察機でした。
マッハ3で敵地に侵入する『黒い怪鳥』
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特徴的なスタイルを的確に再現しました。
沖縄だから「HABU」とは・・・
上下を押しつぶしたような特異な外観、ミステリアスな隠密任務により全機が退役した今でも人気の高い飛行機です。
また、現役当時は嘉手納基地に駐留していたことから、日本のファンの間では非常にポピュラーな機体でもあります。
ちなみに沖縄に生息する毒ヘビのハブをイメージしたのか、嘉手納基地のSR-71は「HABU」というニックネームが付けられていました。
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上下に押しつぶした特異なスタイルが見どころです!
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平べったい姿がよく分かります。
模型には恵まれなかったけれど・・・
人気を誇るSR-71ではありますが、模型の世界ではさほど恵まれておらず、プラモデルこそ数種類が発売されてきましたが、完成品はほとんどない状況が続いていました。
そんな状況に風穴を開けたのが、昨年暮れに発売されたセンチュリーウイングスの1:72スケールモデルでした。
ビッグなサイズにハイなプライスであったものの、それこそアッーという間に完売してしまい、SR-71人気を裏付けるものとなりました。
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キャノピーはパイロット席、RSO席ともに開閉選択式です。
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マッハ3の超音速を引き出すエンジンのショックコーンの尖り具合は良好です!
満を持して登場したSR
そんななか登場したのが、ヘルパ・ウイングスの1:200スケールのSR-71です。
ヘルパといえば旅客機色が濃いメーカーではありますが、最近ではミリタリー系アイテムを積極的にリリースしています。
なかでも戦闘機モデルではキャノピーを開閉状態に選択できるパーツを同梱するなど、ひと味違った魅力を有しているアイテムなのが特徴です。
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機体下面の注意書きなども詳細に印刷されています。カメラ窓はトーン変えてガラスを再現。
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尾翼には「ハブ」と第1分遣隊を表す「ICHIBAN」マーキングが!
ミステリアスな機体をぜひお手に!
そのヘルパが作ったSR-71は、大型モデルにありがちな間延び感もなくスマートでシャープなアウトラインを巧みに再現。特徴的なスタイルを手堅くまとめています。
まずはA型をリリース、マーキングは嘉手納に駐留した第1分遣隊「ICHIBAN」仕様となっています。
手にズッシリと重さを感じるダイキャスト製、ミステリアスな漆黒のボディ・・・と大スケールにひけを取らない重厚な雰囲気を味わえる逸品は、希望小売価格7,400円(税別)でもうすぐ発売の予定です。
「機能美」をとことん追求した「黒い怪鳥」をぜひお手にとってみてはいかがです?
ヘルパ・ウイングス スケール1:200
品番:552769 希望小売価格:7,400円(税別)
※(注記)近日発売予定