1975年より使用していた312Tシリーズは、幾度かのチャンピオンを獲得した優秀なマシンでしたが、水平対抗12気筒エンジンと横置きミッションの組み合わせは、グランドエフェクトによるダウンフォースが得られないレイアウトでした。 このため、70年代末期においては時代遅れのマシンとなり、他のマシンと比べ明らかにパフォーマンスは劣ってしまったのです。
そこで、フェラーリは新たなコンセプトに沿ったマシンの開発を開始、1981年にはこの126CKを実戦デビューさせました。
126CKは、120度V6をKKK製ターボチャージャーにて過給し、強力なパワーを得ると同時にVバンク上に排気系パーツをまとめてレイアウトし、エンジン下回りのスペースを稼ぐことによってベンチュリー効果を得やすいレイアウトを可能としたのです。 革新的なエンジンのレイアウトを得た反面、旧式なフレーム構造を採用したため、シャシー剛性が不足、いわゆる「じゃじゃ馬」的なコントロールの難しいマシンになってしまいました。
そんな「じゃじゃ馬」を乗りこなし、モナコGPとスペインGPで優勝したのが、ジル・ヴィルヌーブ。 その豪快なドライビングは、本人の苦労をよそに多くのファンを魅了しました。
さて、今回発売されたのは、この126CKのカウルをストリップダウンしているモデル。
『burmm』お得意のスペシャルパッケージと、カウルが留められているクリアケース。 モデルとしての精度はハッキリ言って低いのですが、「おやっ?」と思わせる演出が心憎いのです。
ペーパーボックスは、永久欠番の『27』!
しかも今回は、カウルを外したマシーンにジルのフィギュアが座っているバージョンも同時発売。 このシーンってよく雑誌に載ってましたよね。 本当にツボを押さえてます。
あったなー、このシーン
跳ね馬ファン、ジルファンはもちろん、持っていて損のないモデルと思いますよ!
なかなか雰囲気はいいと思います。 『burmm』がんばってます!
残念ながら、カウルは装着できません。 了承ください。