戦後の戦闘機のなかでダントツの人気といえば、マクドネル・ダグラスF-4ファントムIIでしょう。
能力第一的に無骨ななかに優雅な曲線も見え隠れし、
「機能美ここにあり!」
といったところでしょうか?
第一弾は『ジョリーロジャース』!
『幽霊』なんてニックネームがついていますが、航空自衛隊でもまだまだ現役が続くようで、元気な姿を見られうれしい限りですね。
そういえば三沢市の航空博物館にいよいよF-4EJ改が搬入されたようです。間近でファントムを見られるチャンスは貴重ですので、機会があったらぜひ見学されることをオススメいたします。
そんなファントムIIがいよいよMシリーズのラインナップに加わります。第一弾はご存知「ジョリーロジャーズ」のF-4Bです。
ガルグレイ&インシグニアホワイトのスキームに垂直尾翼いっぱいに描かれたマーキングと、往年のファンにはたまらなく懐かしいスタイルですねぇ。
しかもCAGではなくAG208という「イモ番」からスタートするなんてMシリーズならではのこだわりが! 目が肥えたファントムフリークに対する意気込みなんでしょうか・・・。
MシリーズのファントムはB型からスタート!
DSCF6031-1
レドームから続く美しい曲線もリアルです。
リアルな塗装にご注目!
武装はAIM-7スパロー×4、AIM-9サイドワインダー×4、燃料タンク×3の制空フル装備でのモデライズ。ミサイル万能時代の迫力の形態が再現されています。
ところで、Mシリーズはミサイル装備のモデルが多いのですが、爆弾をフルに搭載した形態も欲しいですよね。そんな皆様のお気持ちを代表して、弊社からもホーガン社へリクエストしております。それに対しては好感触な答えが返ってきていますので、どうぞご期待ください!
さてファントムの無骨さの一因である排気ノズル周りの無塗装金属部分ですが、こちらも実によく再現されています。
使われている色数こそ少ないですが、丁寧かつ効果的に塗り分けしていてリアル感を醸し出しています。
DSCF6029-1
ミサイル8発の制空形態をモデル化しました。
DSCF6092-1
排気ノズル周りの質感にご注目!
ラインナップにご期待あれ!
となると気になるのが今後のラインナップですね。今とは飛行隊の数も段違いに多かった当時の機体だけにカラーバリエーションは当然いろいろ考えているようです。日本のファンにはうれしい虎模様や稲妻もやぶさかではありません。
なんたって垂直尾翼とインテークが別パーツになってますから! これはバリエーション展開を考慮してのこと間違いない!
ってことは、空軍型、そしてロングノーズだって・・・。
「Mシリーズ、はじまったな!」
今回画像で紹介するのはプリプロダクションサンプルとなります。製品版はさらに精度が高まると思われますので、発売までもうしばらくお待ちください。
DSCF6090
低いアングルからのF-4はカッコいいですね!
Mシリーズおまけ劇場
さて、今回はおまけがあります。先日紹介しましたF-117『ステルス』のバリエーションサンプルが届きました。ひとつはF-117の定番ともいえる下面いっぱいに星条旗を描いた機体、そしてもうひとつは通好みなノーマル塗装機です。
DSCF6041-2
ステルスだって目立ちたいんです!
目立たないことが第一義のステルス機なのになんで? と思われるかもしれませんが、これは公式行事のサプライズを狙ったものでして、実戦用のスペシャルマークではありません。
レベルで飛んできて「クイッ」とひねって腹を見せた瞬間、観覧者は驚いたでしょうね。実際見たかったです。
DSCF6056-1
8FSのノーマル塗装も登場します。
スパホ単座も準備中です!
これらのアイテムは発売までもう少々お待ちください。公にはできませんが、今年のMシリーズの本気度は違いますよ! 情報公開OKの連絡があり次第、このコーナーで紹介しますのでお楽しみに!