航空自衛隊の次期戦闘機(F-X)として採用の方向に決まったと伝えられたロッキード・マーチンF-35ライトニングIIJSF(統合攻撃戦闘機)ですが、試験機のエンジン、しかも主要構造材の損傷事故が発生したり、ナビゲーションシステムの不具合が発見されるなどして約7ヶ月も飛行試験が中止され実用化がさらに遅れる見込みとなっています。
多数の友好国を巻き込み、多額の資金を費やしているアメリカ政府内もさすがに開発計画の遅れにしびれを切らしたのか、担当者が処分されるとも伝えられています。
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「日の丸」タイフーンに現実味が!?
そんな状況でさらに混沌としてきたのが、日本の航空自衛隊の次期主力戦闘機(F-X)の選定作業です。
大本命だったF-22ラプターは売ってもらえず、F-35をむりやり押し付けられそうになっている状況でしたが先の計画遅延、そして昨今の日本政府とアメリカ政府とのぎくしゃくした関係を好機と捉えたのか、欧州勢が巻き返しをかけてきているという報道が流れました。
なんと、「ユーロファイター・タイフーンを1機35億円で買いませんか?」と、破格のプライスが提示されたのようなのです!!
最近の戦闘機の相場といえば1機100億円は当たり前の話。最新鋭のF-22では1機150億円以上と試算されています。
航空自衛隊の主力であるF-15が1機90〜100億円といわれているので、単純に考えればF-15の1機分でユーロファイターが3機買える算段となります。
たったの35億円なんて、価格破壊なんてレベルじゃありませんよね。
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このアングルから見ると、まるでSFメカですね。
安いからといって性能が悪いわけではありません。
アフターバーナーなしで超音速クルーズできたり、搭載武装のバリエーションも豊富だったりと、F-22/F-35に勝るとも劣らない性能を保持しています。
ただし、35億円というのはあくまでも『機体価格』であること。それだけ出せばすぐ飛べ、防空任務に就けるという価格ではありません。
身近な事柄に置き換えると中古車の車体価格のようなもので、35万円と表示されていても諸経費がプラスされ、乗り出し価格は50万円になる感じですか・・・。
つまり35億で買えたとしても、追加コンポーネント(整備機材や武装パーツ、コンピュータプログラム、etc.)を用意するための追加費用が必要になるわけです。
こうなると『安物買いの銭失い・・・』的な結果に陥りかねませんよね。
貴重な国民の税金を使うわけですから、政府にはしっかりと検証して雑音に惑わされず自らの政策を貫いてブレずに決定してもらいたいものです。
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Mシリーズ「ユーロファイター」新作は
イタリア&スペイン空軍仕様が登場!
さてここからが本題です。もしかすると日の丸をまとうかもしれないユーロファイター、Mシリーズから新製品のサンプルが到着しました。
ユーロファイターの新作は、イタリア空軍とスペイン空軍仕様の2種類です。
日本ではちょっとなじみの薄い空軍ですが、細かなリサーチが行き届いたMシリーズならではの製品になっています。
搭載武装は両者とも制空仕様を再現した空対空ミサイルが取り付けられています。
先に発売されたイギリス空軍仕様がレーザー誘導爆弾満載だったので、また違ったユーロファイターの姿が楽しめますね。
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イタリア空軍 第4航空団 スペイン空軍 第11航空団
4,410円-(税込) 4,410円-(税込)
イタリア空軍とスペイン空軍の発売はもうちょっと先になりますが、イギリス空軍仕様は発売中です。
日本の空を舞うかもしれない戦闘機なので、お見掛けの際はぜひお手にとってご覧ください!