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2005年11月22日

玄箱にgentoo を入れてみましょう

玄人志向さんから出ているKURO-BOXにgentoo-linuxを入れて遊んでみようというコーナーである
玄箱のGentoo化はすでに試みられていて有名な玄箱うぉううぉうさんにGentoo化のキットはちゃんとあるのだが、いささか古い。
大分苦労して、2005年11月現在のPortage システムにあわせたものを作成中。大体動く、と言ってよいレベルまできた。
何とか公開目指して格闘中。

2005年06月26日

外傷処置が変わる!毎日のガーゼ交換はもう時代遅れ(になるかもしれない)

創の処置はこれはもう何をさておき絶対に毎日ガーゼ交換するんだもんね、しなけりゃ膿んで死んじゃうんだぞ、そんなほっとくなんて正しい医師としてはありえましぇーん、ガーゼ交換は毎日実施のこと、これ神聖不可侵医学2000年の永遠不変の真理常識であるぞよ、というのは別に教科書に書いてあるわけでもなく、どこぞの大学のえらい人が決めたのでもなく、厚生労働省が政令で押し付けたわけでもなく、わが国病院業界の空気の中にどよーんと存在していたのである。

なるほど大抵の病院ではガーゼ交換は日々の病棟や外来の午前中にあたかも神聖なる勤行のように行われきている。
ところが、これが意外に有効な証拠(エビデンス)を欠くものがあるという話らしい。保険医療が日本と大きく異なる米国では少なくとも手術後のガーゼ交換は毎日は行われていない、という話を聞いて、私の中にあったガーゼ交換神話はぐらぐらと揺れ動いてしまった。
要するに低価格医療であるわが国の保険医療は、ガーゼ交換程度のことは国民に思いっきり安価に提供してきた。とにかく感染のリスクを減らすためにガーゼ交換が毎日しても経済的にはたいしたことないよ、安心しなさいよ、っていう医療が形成されてきた。
一方の米国は先進国の中でも恐らく保険医療に関しては最大の異端児で、どうやっても公的な医療保険が支持されにくい政治環境らしい。医療の個人負担が高くなってしまう。
だから、小さな処置でも省略できるものは省略しようという方向に向かうらしい。
そのガーゼ交換の頻度が違う2国間で術後感染が異なるわけではないらしいのである。ってことは、日本の毎日ガーゼ交換医療は過剰って事なのか?疑問は膨らむんである。

そうこうしているうちに今年の春に私の子供が虫垂炎になった。私は父親としては変人なのかどうなのか、診断は私にも主治医にも極めて明瞭だし手術そのものは非常にありきたりなのであまり感動も不安もないのである。ま、こんなもんか、ふーん、で終わりそうなのものなのだが、驚いたのはそこから先である。術後3日で退院、抜糸までテープを張ってガーゼ交換なしっていうスタイルだけど何の問題もなかった。
この体験は強力である。
私にはそれまで漠然としかなかった「ガーゼ交換毎日って至上命題なのよ皆様って単に怪しい伝説だったのか」はいよいよ怪しさ募る疑念のぐるぐる大渦巻きとなって頭の中に今やしっかり居座るようになってしまった。

dounuts at 16:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ [フレーム]

2005年06月14日

勤務医不足ってどうよ

いきなり2チャンネル風なのだけど、このBLOGを書いてるってのは、要するに勤務医であるわたくし どくたーどーなつ、が暇だからである。で、暇なのは要するに地域での勤務医不足じゃゆーことなのである。逆説みたいだが、勤務医不足でやたらと当直回数が多いから、暇な時間ができてBLOGがかけるのである。
以前に救急病院に勤務していた経験からすると、今の私の病院の仕事の密度は低い。月に12回程度もある当直(医療業界ではいくら当直で徹夜しても翌日の日勤も連続で勤務するから、連続32時間拘束である)、休みなんて月に2回程度のもんであるけど、勤務密度が低いから勤務できるのである。気は休まらんけどね。


dounuts at 10:36|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ [フレーム]

2005年06月12日

ATS-Pとパルスオキシメーター

もうすっかり旧聞になってしまったのだが、JR福知山線の事故。ATS-Pなんていう言葉がすっかり定着したのではありますな。なんかすごいマニアックな話題だったのが、結構なニュースの言葉になった。鉄道オタクとしては、知識が誇れるからまんざらでもない。
果たしてATS-P、事故前に例の場所に設置する気があったかどうか疑わしい(JR西日本のは拠点型といって絶対信号にしか設置してないので)設置できておれば事故は防げたか、は疑問としても、どうせ事故はほかの事で起こるのだから、何がしかの役には立つのだろうね。
さて、医療職である私にはこのATS-P、安全性を図るモニターのパルスオキシメーターとの対比で考えてみたいのですね。
パルスオキシメーターってのは、指や鼻の血液の色をみて動脈血酸素飽和度を測る機械のこと。この数年ですっかり普及した。かつては手術場ぐらいにしかなかったが、いまでは大抵の病棟で日常的に使われている。少なくとも処置の安全性向上には一定の効果があると思いますね。

このパルスオキシメーターが普及したのは、1にも2にも価格が下がったからなんですね。私が研修医のころ、いまから15年ほど前なんて1台200万円もしたのですが今は5万円程度で入手可能になりました。患者さんの権利意識が上がったのでも、医療訴訟が増加したのでも、医療事故対策の意識があがったのでも、行政の指導があったのでもなく、ただひたすら劇的なデバイス価格の低下がパルスオキシメーター普及の原動力であったことを私は目撃してきたわけです。

一方でATS-Pは同じころの開発(1980年代後半)で普及が1990年の後半からですけど、機器価格の低下はまったく見られないんです。ユーザーとデベロッパーがともに寡占状態で価格が下がるメカニズムがないんですね。
ここに鉄道の悲しさがあります。カーブ通過速度に制限をかける程度くらいなら、乗用車のGPSに少しロジックを追加すりゃあ1台100万もかけずにできそうなもんなんです。JR四国や北海道の特急DCの振り子制御、あれはATS-Sの地上子による位置補正でカーブにあわせて車体を傾けてるんで、それにブレーキ機能を加えることは難しくないはずです。それがATS-P地上子一個でウン百万、大体1kmごとに数個はあるわけですからあっという間にウン億円でしょう?こりゃやっぱりJR西日本を悪者にはできんのです。四国や北海道はまったく設置の見通しすらないんですから。
もう少し安価なATSを考えられないかってのが私の意見。

dounuts at 23:15|PermalinkComments(1)TrackBack(0)│ [フレーム]

さあ今日からどくたーどーなつ

まあ今日からこのBLOG、どくたーどーなつ、暇ある限り文章を書こうかとおもうのです。まずはテストを兼ね一発目

dounuts at 23:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0)│ [フレーム]


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