きょうは「クリスマス・イブ」。世界中が「イエス・キリスト」の生誕を祝う前夜祭である。わが世代は傍観者の立場でもあるから、冷ややかな目線で、この時期の世情を眺めている「クリぼっち」でもある。以前までのクリスマスを、「Xマス」と表示していたがいつの間にか消えている。表示要因も消滅経緯もクエッション・マークの「?」である。認知症予備軍は予防の為に調べてみた。
▼「X」は、アルファベットの「24番目」の文字。数学で未知数の符号だから、転じて「未知の物事」。ローマ数字の「10=X(テンス)」である。と、辞書にあった。日本人が計算に使う「1・2・3・・・ワン・ツウ・スリー」は、「アラビア数字」。ローマ数字とは、「I・II・III・・・X(ファスト・セカンド・サード...テンス)」。
▼古来から使っていた「壱・弐・参・・・拾や一・二・三・・・十」の影は薄いが。いつも思う、「五万とある漢字」や「ひらがな」・「カタカナ」に「横文字」。そして、「アラビア数字」に「ローマ数字」と「和算数字」を、こなす日本国民の能力は世界一である。
▼戦後の日本は、欧米諸国に「追いつけ、追い越せ」と懸命にがんばって、一時期「世界一」にまでなった経験があった。当時、「パクリ」の「メイドインジャパン」と、軽視された時代もあった。最近のニュースで、経済発展が著しい中国で「大江戸温泉物語・上海」がオープンして、「クマモン」のぬいぐるみもいて、日本食も食べれるという。
▼きのう、「クリぼっち」は、まだ少し早い新年用の買い物に「イオン」の食品売り場に行った。すると、場内アナウンスで外国語が流れていた。「英語・中国語・韓国語」?だった。そして、独りで過ごす若い人向けの「クリスマスケーキ」が、売られていた。報道から、50%の若者が「クリぼっち」だという。
▼西欧からの「パクリ」で流行った日本の「クリスマス」も、家族で祝う宗教的行事の根源を知らない。商戦の餌食にされ、半世紀後に現れた現象だろうと老人は思った。
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