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1月1日、1月11日、11月1日、11月11日の、「1」のゾロ目が並ぶ日が1年に4回ある。幼き頃より、ゾロ目の日を意識しているのは、わが身の生誕日が元旦だったからかもしれない。日本人は、数字の語呂合わせが好きだ。今日も、英語の「ワンワン」の鳴き声にあやかって、1987年に制定された「犬の日」だという。ちなみに「ヒヒーン」の生まれ年には、「馬耳東風」だ。

▼26日は「風呂の日」、29日は「肉の日」などと、語呂合わせの「あやかり日」を設定して、客を呼び寄せている。きのうは、「ハロウィン」の仮装で繁華街が賑わっていたというテレビは伝えていたが、10月31日と結びつくのはもっと先になるだろう。日本でも恒例行事になってきた「クリスマス」は身についているが、「バレンタインデー」がまだ怪しい。

▼42.195キロを走る「市民マラソン」を主催する自治体が増えてきた。大会に参加するために、トレーニングを毎日している人でも、4時間を切って走るのは難しいといわれている、そんな過酷なマラソンを、「42・195(死に行く子)」と言っていた時があった。

▼受験勉強でもないのに、円周率「3・14・・・」を小数点以下の50桁を覚えたことがあった。「3・14159 26535 89793 23846 26433 ・・・・」。「妻子異国 振込み後 早く無くさん 兄さん走る 降るよザザ・・・」と覚えたが、日ごろ使うこともなかった。だんだんと衰える認知機能の訓練だったが、無用の長物となった。

▼不思議なもので、身内の生年月日や命日は覚えている。だが、身近な親戚のことは、全然覚えていない。各種の申請書類には住所・氏名・生年月日・電話番号などを書き込む場合がある。携帯番号を語呂で覚えている。「マルクは丸い 兄さん並み ・・・・」と、スムーズに数字が出てくるから便利である。

▼一番、覚えてなければならない、認知症テストの定番でもある、「今日は、何年何月何日何曜日ですか」である。時々、すぐに出てこない。

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