あさっての3日は「節分」。しあさっては暦(こよみ)では「春分」だ。気持ちだけでも、春が直ぐだという喜びを感じさせる。きのうは、柔らかい風が吹く青空。「凱風快晴(がいふうかいせい)」の「春の日」だった。先月に降った雪?に、南国の沖縄や九州の子どもらが、喜びはしゃいでいるテレビニュースを見た。常夏の国もあるというが、春夏秋冬がハッキリしている北陸地方は、身びいきながら意外と過ごしやすい所でもある。
▼大聖寺観光案内所へは、早くも台湾からのお客さんが見えた。台湾の桃園市、台中市と「友好都市」の協定を近く結ぶために、宮元加賀市長が訪れている台湾で、活動中の新聞記事を読んでいたら、大きいリュックを背負った、うら若き女性が独りで入ってきた。
▼レンタルロッカーを利用したいと言うから、手続きのため記録簿に住所氏名を記入してもらった。ナント漢字圏だから当然だが、すらすらと「台湾新竹・・・張・・・」を書き込んだ。何処へ行くのかと、日本語で聞いたら「クタニビ・・・」と聞こえたから、「近い」と日本語で返事する。
▼大学生かと思い、「スチューデント」で聞くと、「センセイ」と答えた。「イット?」には「チュウガク」と返ってきた。「九谷焼美術館」へは、大聖寺のマップを渡し、公園の駐車場が見える交差点で道案内をする。すると、「九谷の茶碗」を買いたいと言うから、安いものなら美術館にあると教える。
▼台湾の新竹市立中学の先生は、2月6日から14日までの「春節9連休」だというのに、代休を取ったのか、もう既に日本に来ている。日本では済んでしまった正月連休を楽しむ台湾人の一人だった。中国の人たちは、大勢での「爆買いツアー」に来日する。そんなお客さんに対応するため、準備しているニュースがあった。
▼一生懸命尋ねるから、一生懸命伝える。そんな気持ちがあれば、いつもながら伝わることを、また、教えられた。そして、感謝されながら大聖寺を後にする。
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