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時間が経ったら、呪われた13日の金曜日。「フランス・パリ同時多発テロ事件」と、名付けられるのかもしれない。IS(イスラエル国)武装グループが、1月のパリ新聞社襲撃に続いて、また、パリの街中で同時テロ事件を起こした。テロでの死者129名という、多数の一般市民が犠牲になった。この事件は今後、どんな風に発展して行くのか、警戒するしかない。結果と原因の因果関係は、後日の歴史が証明してくれるだろうが、いやな世界情勢になったものだと思うしかない。

▼これは、戦争でもある。だが、2国間の利害から起こる従来の戦争とは、様子が違って見える。対立する国同士が見えない。見えない集団との戦争でもある。「イスラム国」と名乗っているが、仮想の国。何が目的で戦争を仕掛けているのか、分からない。おかしな戦争でもある。

▼「テロ」とは、「テロリズム」の略。何らかの政治目的のために、暴力やそのほかの脅威に訴える傾向。また、その行為。暴力主義。と、辞書にあるが。狂った集団が、無抵抗の市民に対しての「無差別殺人」であることに間違いない。

▼世界の「歴史家」は、歴史結果を精査して、今後に起こるであろうという悲劇を予知してきたが、何度、学習しても戦争の悲劇回避という成果につながっていない。愚かなる人類の歴史でもあった。

▼人間は、おのれの存在感を認めて欲しいという欲望がある。それが、「生きがい」にもなっているが、そんな自己主張が貪欲になると、「心が貧する」という。テロ集団は、「殉教的な自爆」と「操作された自爆」があるというが、「神風特攻隊」で多くの若い兵士が、自爆した悲しい戦争記憶も想い起こされる。

▼先日テレビ出演していた僧侶「小池龍之介」は語った。彼の古代インド仏教を伝える著書「しない生活」が気になる。宗教は戦争も起こし、また、世界平和も叫ぶ。そして、心の悩みにも答える。不可思議な思想でもある。

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