「あなたが噛んだ小指が痛い・・・」を歌ったこともあった。伊東ゆかりの「小指の想い出」。当時は、深く歌詞の意味も考えずに口ずさんでいたが、改めて歌詞を読んでみると、きわどい露骨な部分がある。「・・・あなたが噛んだ 小指がもえるひとりでいると 小指がもえる・・・」。
▼指と手にはそれぞれ意味があり右手は発信、左手は受信。指先からは、それぞれ違った色のオーラがでていて不思議な力が宿っているそうな。「小指」には、霊感を強くしたり、予知能力を伸ばす力があるとされる。人差し指と小指をたてた形は、「月の女神エンブレム」とよばれる魔除けになるため、小指にはめる指輪には、結婚除けの力が宿ると言う説もある。小指と結びつく体の部分は、肺、生殖器。
▼「人差し指」には、人々を統治したり、悪から逃れたりする力がある。古代ヘブライ人は、結婚指輪を人差し指にはめ、幸運をよんだ。また人差し指で誰かを指すことは邪悪なものをその人にとりつけてしまうとされ、法律で禁止されていた。人差し指と結びつく体の部分は、肝臓、胃、膵臓。
▼「薬指」には、古代ギリシャでは、左手の薬指には心臓につながる太い血管があるとされ、体に害をなすものに触れると、心臓に信号を伝えると考えられた。医者は左手の薬指で薬を混ぜ、毒が混入していないかを調べた。又、長続きする愛が宿る「黄金の指」とされ、結婚指輪の習慣が生まれた。薬指と結びつく体の部分は、神経、神経中枢。
▼「中指」には、人に憎くまれたり、恨まれて起こる悪い出来事を止める力がある。中指にはめる指輪には一度終わってしまったことを復活させる力がある。中指に結びつく体の部分は、心臓、血管、肝臓などの循環器系。
▼「親指」には、ローマでは婚約や結婚指輪以外は親指にはめたそう。インドでは結婚指輪を親指に。キリスト教の教皇の指輪も。イギリスの貴族、大富豪も親指にはめるのが権力の象徴と考えられた。親指とつながっている体の部分は呼吸器系と新陳代謝機能。自己の解放、発散ができなくなるという説もある。
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