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「菊乃湯の淡雪に散る寒つばき 吾亦交」。久しぶりに、長谷田の温泉へ行く。悪性の流行性感冒ではなかったが、数日間で、体内の膿(うみ)が全部排出されたような「痰(たん)」が出た。ようやく普通体になった感じだから、清めも含めて湯に浸かった。

▼小雪混じりの夕方の気配。まだ昼間の延長時間帯であったが、車のフォーグランプを点けての走行であった。月末と週末が重なった土曜日。明日から2月の春を迎える雪にも、行き交う車は、余裕の感じで走っていた。

▼夜中に地震を感じたが、そのまま寝入ってしまった。早朝のテレビニュースは、中東アジアのテロ集団が、日本人後藤氏を殺害した「動画・ネット」が発表されたと。懸念していた最悪のニュースを伝えていた。

▼宗教、歴史の異文化の土地で、テロ集団の行動が、日本人2名殺害するという最悪の事態となった。メディアの関係者でも、情報不足であった。政府があらゆる手段を通じて、日本人の救助に動いていたにも関わらず、失敗したという。

▼自立した国家でもなく、イスラム教理念を基本にする、各地から集められた「テロ集団」が、ネット情報を駆使して、テロ集団へ反発した日本をターゲットに、世界に発信した事件だと、報道していた。

▼異文化の国での、「生きる」という常識が、日本では通用しない。そんな現実をモロに見えたが、どうすれば世界平和に寄与できるかという答えを、これから国民の一人として考えておく必要に迫られた。

▼「生と死」が同居する中東の国々。こんな歴史が長く絶え間なく続いている。戦後70年間は、戦争という現状に直面していない日本。感謝の「ありがとう」を、テレビを見て再確認した。

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