「笑顔は明日の、エネルギーの源」
早朝、目覚めると雨音が気になる。かすかに聞こえると、また、「軽く眠る」にスイッチが入る。梅雨明けと言っても、台風12号のせいか雨雲が広がっている。そんな日は素直にラッキーだが、猛暑の早朝は忙しい。娘たちも熱中症に掛からないように、大量の水分補給をしている。
▼独りでも生きていけるようにと、小さな「鉢アパート」から大地に移植したのに、やっぱり気に掛かる「バラの花」。「親バカ」と言われそうだが、今年だけ、と言い聞かせながらの「水遣り」をしている。
▼天気予報の確率は100%だと、言いながら、どこかで信じられない。その日になってみないと分からない。「運を天に任す」言葉がまだ生きている。そんな「その日暮らし」をしながら、先人たちも自然と付き合ってきた。
▼「会うは別れの始めなり」。「1度あることは、3度ある」。「袖振り合うも多生の縁」などの格言や人生訓が、今も生かされている。長く人間を生き抜いていると、その格言の確率の精度はあなどれない。
▼そんな格言を信じて、行動に移すか止めるのかは本人次第である。「人生は常に岐路に立つ」。人によっては、困難な道を選ぶ人もいる。また、楽しいそうな道を選んで正解だった人もいる。「二者択一」は、日常茶飯事でみんな生きてきた。「一生を決める」重大な道を選ぶ時に役立つように、日頃の選択をいい加減にしていると、失敗する可能性もある。
▼しかし、人間は生まれた時から、右か左かの「二者択一」が待っている。幼児期は自分で決められないから、「運命」という他人任せの時もあるが、それも選ばれるという「択一」である。
▼きょうは「キュートな女性」と、3度も出会った。「偶然か必然か」。残り少ない老人は「必然」を選ぶ。会えば楽しくなるからである。笑顔から明日も生きられるエネルギーを注入された。