10月20日の「時鐘」に、「おもてなしは、こ・こ・ろ」という誰もが口にする事例が、載っていた。自戒を込めて、一部抜粋して、「こころ」しておこう。
▼「おもてなし」で大切なのは「聞くこと」だと思う。遠来の客なら自分の街のアピールより先に「どちらからおいでですか?」と聞く▼観光地でよく体験することがある。街自慢が延々と続く。それがサービスだと思っているからだろう。人は知らない街を知りたくて旅をするのだが、自分の街やふるさとのことも聞いてほしいのである・・・・▼ところが、接待の女性はしばらくたってから案内したという。のんびりと海を見ている金田一先生のひとときを大切にし、声をかけるタイミングを計っていたのである。もてなしとは言葉だけではないことの一例だ▼各地で「おもてなし」」講座が続く。土地の魅力をアピールする会話能力に磨きをかけないといけない。だが「おもてなし」とは「こ・こ・ろ」のこと。その一言に尽きる。
▼「城下町大聖寺」を残す運動を、「地道に活発」に展開している。「歴町センター・大聖寺」のリーダーでもある瀬戸氏も事あるごとに、「こころのタッチパネル」に照らし合わせて、瞬時の対応をしている。「心・体・金・交流」の四つを「健康」に照らす「こころのタッチパネル」。この「実践活動」を近くで実感している。
▼前述の言語学者の金田一先生が、能登のホテルでの経験した「おもてなしの心」は、「能登の海景色に見とれている・・・」時。ひとりの接待さんのちょっとした気遣いが、記事となり広がって行く。そんな情景を、ロビーの隅で、お客への僅かな時間に間をおく「こころづかい」が、ワンシーンのように目に浮かぶ。
▼たぶん、連続日本一の「あのホテル」だろうと、勝手に想像してしまう。それは、接客マニュアルにない行為だと思う。「間のタイミング」は、腕時計では測れない時間である。やっぱり、「こころの時間」だ。
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