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2005年04月17日

和訳先渡し授業の試み

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この本 或いは
和訳先渡し授業
については
高校で英語を教えている人なら
知っている方が多いと思います
詳しくは コチラをご覧下さいね
和訳先渡し授業の試み(amazon)
昨年 私が講師をしていた公立高校の先生方も
もちろん この本の存在は知っていて 先渡し までは
しなかったけれど 和訳は最後に生徒に配っていました
そして 脱訳読授業へ 色々と試みられていました
この春 一種の"転勤"で 違う公立高校にやってきた私は
チームを組むことになった先生方に 一応
前任校では和訳を渡していたので 渡してもいいですか?
と聞きました。すると 何バカなこと言ってるの?
というリアクションを受けました
さらに 電子辞書は禁止ですから と言われ
電子辞書をこよなく愛する私は い、一体ナゼ??
と聞かずにはいられませんでした
理由は 電子辞書の画面が小さいから
というものでした。普通の辞書だったら画面が大きいので
調べた単語の意味を全部読むけど 電子辞書だったら
目に入ったところしか読まないから だそうです
私は何も言いませんでしたが ココロの中では
うーん そうかな〜?????? と思っていました
確かに see できる部分は大きいけど 必ずしも
look してるとは思えないけどなぁ〜
電子辞書だって ちょっとスクロールしたらいいんだけど・・・
ぶつぶつ・・・
さらに 電子辞書だと すぐに調べられるから
それをいいことに 予習をしてこない子がいるから
よくない とも聞きました
私は何も言いませんでしたが ココロの中では
普通の辞書だから 英語がキライな子は特に
面倒くさくて 辞書なんてひく気にもならないんじゃないかな?
電子辞書の方が簡単に調べられるから
予習してくる子も 辞書をひく子も増えるんじゃないのかな??
と本気で思いました
辞書をひく ということにも もちろん意義はあるけれど
英語がそれほど好きじゃない高校生の場合
辞書をひく ことに重点を置くよりも インプットする
ことが大事だと思います。
私個人的には 辞書をひくより 単語が使われている
センテンスを音読したりすることに
時間を使って欲しいと思っています
トドメとして 私は 授業では1人 1−2行ずつ
指名し和訳させる訳読授業を行うように
と書かれた書面を頂きました
予習の仕方も書かれていました
クラッと眩暈がしそうになりました
そして 私は明らかに 自分が要注意人物と
思われていることを悟りました
書かれていること全てが 私が思っていたことと
反対のことです
今まで自分が信じてきたことは
全部 間違っていたのだろうか??
私は 思わず考え込んでしまいました
話がそれてそれてしまいました〜
この本のことは次回に書かせて頂きますね
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2005年04月03日

英語の授業レベルアップのために

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一応 地元の公立高校で
英語を教えていたりする私は
ここ数週間 4冊ですが
英語教育に関する本を
読んでいました
中でも 写真の「英語授業レベルアップの基礎」ー
斉藤栄二著 は なるほど〜と
ナットクすることが多かったです。
詳しくはコチラをどうぞ(↓)
以前 はししさんがブログの中で どうして学校の漢文には
レ点や返り点などがついてるのだろう?
社会人として中国の古典に当たる時
通常は読みやすい書き下し文にされたものを
読むのだと思うのですが...。と書かれていて
私も そう言えば そうよねー と不思議に思っていました
この本の中に その答えのヒントがあったのです
「今の日本の青年がもっとも真剣に日本語と取り組むときは
いつであろうか。それは疑いもなく 英文和訳と和文英訳の
ときである。・・英語と格闘しているようでありながら
本質的には日本語と格闘しているのである。
このような真剣な母国語との格闘は"知的"な
外国語教育の場以外においてはなされえないと
言ってよいだろう」と書かれていて
漢文のことにも触れられています
なるほど〜 と思いました
もちろん この先生は だからといって
1文1文 和訳する訳読を勧められているわけではなくて
英文和訳を減らしましょう とおっしゃっています
私が一番 ナットクしたのは 日本人と文字の
関係についてです。
アルファベットと漢字では 文字の重みが全然
違っていて 日本人はすごく文字に依存した民族だそうです
私もそうですが 日本人って 無意識で手のひらに
文字を書いてみたりしますが 欧米人は
そんなことはしないそうです
だから 欧米から紹介される 音だけを重視した
教え方は 文字を見て納得する
日本人には合わないのでは?
とおっしゃっています
たしかに〜 と目からウロコでした
それから いつも心にとどめておこう
と思ったフレーズがあります
むずかしいことをやさしく教えられる教師は一流
むずかしいことをそのままのむずかしさで教える教師は二流
やさしいことをむずかしく教えてしまう教師は三流
私にとっては ドキッとココロが痛くなるような
フレーズですが ホントそう とこれもナットク
むかーし アインシュタインの伝記を読んだんですけど
アインシュタインは 大分トシをとってから
近所の小学生の女の子に算数を教えていたそうです
それを知った 女の子のお母さんがビックリして
あんな偉い先生の所に行ったら ダメでしょー!!
みたいなことを言ったら その女の子が
だって あの おじいちゃんの方が
学校の先生より ずっと分かるんだもん
と言ったそうです
深く分かっていると やさしく説明できるんですよね
この本を読んだからといって 急に一流の先生に
なれる筈はないけれど ココロに留めておくべきことを
たくさん学べた気がします♪
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Posted by cuma at 15:30Comments(5)TrackBack(3)
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