レスキューチューブ(棒状の浮き輪)の巻き方を指導
訓練の講師を務めたWRMAの今西理事長は「欧米では水上バイクの性能が高く評価されており、水上バイクによるレスキュー活動は珍しくないが、日本ではまだ十分に普及していない。公的救助機関との連携しながら日本でも普及させたい。」と語った。
訓練の場となった平塚新港付近には
湘南ひらつかビーチパークがあり、夏には21,000人もの利用者があり、サーファーや水上バイク愛好者も多く訪れるという。それに伴い平塚海岸付近では、毎年頻繁に水難事故が発生し、水上バイクを使用した救助活動が行われ、水上バイクによる水上パトロールが有効視されている。
溺れた人を乗せたままだとバランスをとるのも難しい
今回の訓練はWRMAが
日本財団の助成を受けながら推進している「青バイ隊プロジェクト」の一環として実施しており、訓練で使用した水上バイク3艇のうち1艇は日本財団の助成によりWRMAが使用している。「青バイ隊プロジェクト」では、全国の水上バイク愛好者が中心となり、水難救助訓練に加え、マナー向上や海岸清掃などにも取り組んでいる。WRMAによると、2011年は京都府宮津市や高知県芸西村など、全国の水域エリアで水上バイクを活用した水難救助訓練の開催を予定してるという。「青バイ隊プロジェクト」及び水上バイクを活用した水難救助訓練については「日本青バイ隊」の公式サイトまで。
http://www.nihon-aobaitai.com/