_1059 大学であれば、教授の退官のときに最終講義を行う。
私は、年齢と時期的にその月を迎えた。
←夕焼けを背景にした蜘蛛の巣。現在の自分の心境と似ている・・・。
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私は私企業に属する男である。その後は独立エンジニアとして活動する。活動できる筈だ。
しかし、多くの方のご好意により、在職最後の講演をする機会を戴いた。感謝。感謝。
本日、講演を行う。
様々な思いが駆け巡る。
私は、一度は裏切りに耐えられなかった男である。いまは、エンジニアの厳しいが明るい未来を信じて発信を続ける。
数回、私は大学教授の最終講義を聴いたことがある。
すべて感動的な話である。自分が何をしてなにを出来なかったのか話してくれる。そして未解決問題と本音の疑問すら話す。その言葉を聴いて、かなり多くの疑問が氷解する。
医学部教授なら厳しい評価基準で成功率を数値で述べる。
しかし、私は、使命達成率を個人評価として90%として述べる。予定だ。経営者サイドから見ても80%以下にはならないと考えている。甘いか。
持ち時間は約80分。
自己評価、経歴はできるだけ短くするつもりである。
その代わり、設計者達にメッセージを送りたい。在職の私の会社はソフトとハードと製造からなる会社である。そこで実質的に最終講義をするのだ。まず感謝したい。この会社で約8年、様々なことを出来た。激しいことも幾たびかやれた。我が人生、最も幸せでかつ活動できた約8年の歳月の締めくくりが今日の午後なのだ。
私企業で退職に際して、このような講演をする機会があるエンジニアは幸せ思う。エンジニア冥利に尽きる。
語り尽くせない部分は、このブログを紹介するとしたい。だけど、やらないだろう。
情熱かけて、最終講演に臨むアナログエンジニアである。
「未知の地平線が広がるとき、己が少し進歩した」と感じている。
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投票システムが確率1/2位でエラー。表現を変えてみました。済みませんでした。
mako様、講演中最後から2-3枚目のパワーポイントのところで声が詰まりました。感慨深い場面での講演、自分が一番の不安要素でした。
投稿: 5513 | 2006年11月14日 (火) 21時18分
理系兼業主婦日記・pollyannaです。
お疲れさまでした。ご講演、聞いてみたかったです。
会社生活の締めくくりに、人生で最も幸せでかつ活動できた、と胸を張って言えるような働き方、私もしていきたいと願います。
今後もますます自由に、精力的にご活躍されることでしょう。ブログを楽しみにしております。
pollyanna様
定刻1分前に話を終了。のどはカラカラの状態でした。闇を彷徨っていたときには、このような締め括りのイベントを想像できませんでした。嬉しいコメントありがとうございました。
投稿: 5513 | 2006年11月15日 (水) 04時24分
会社生活お疲れ様でした。
今後のますますのご活躍、期待申上げます。
トラブルは無いにこしたことはありませんが、形あるもの必ず壊れますので...
予想外のトラブル時は、またお知恵拝借することもあると思います。
何卒宜しくお願いいたします。
投稿: 両津勘吉 | 2006年11月15日 (水) 21時57分
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有終の美を飾る時、さぞ感無量でしょう。
「長い間ご苦労様でした」と告げるのも後2週間でしょうか。
第2の人生、胸を膨らませていることでしょう。
投稿: mako | 2006年11月14日 (火) 11時52分