新潟県燕市製。 「純銅おろし金」
槌とタガネで目立てした手工品である。全長 約25cm。
我が家の「さち」は切れ味が良すぎるので、普段余り使わない。ふだん使っているのはプラスティック製のの安物。
私がたまに使うのが「純銅おろし金」
立てた目はの大きさはよく揃っているが、目の列は少し波を打っている。
目は加工硬化を起こしているので、かなり硬い雰囲気である。ずしりと重いので、使いやすい品物だ。
銀色に光っているのは、多分錫めっき。めっき後に目立て加工を行っている。
1016 なまくら おろし金でおろした大根おろしと違い、このおろし金で下ろした大根おろしは繊維がきちんと切れているので食感が少し違う。
数年前に手に入れた職人技の品。
こんな製品がいまでも作られているのだ。
細かい方の目の数は500近い。荒い方は約300目。
相当な時間をかけて製作された品物。
こんな手工品が今でも残っていいるのだ。
日用品だけではなく、数のでない工業製品では今も汎用工作機械で加工する部分が多くある。
精密穴あけ加工だけで商売している町工場も、東京近郊にはあるらしい。
小径のドリルのチャックは、ドリル径に比べてチャックが大きく相対的に心振れが出やすく、高速回転する。加工条件だけではなく、チャッキングにもコツがあるらしい。
そして、微小径ドリルを供給する刃具の供給者が、そのまた影に存在する。
物作り万歳。
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秋山様、コメントありがとうございました。
職人技、匠の仕事が日本の底力と思います。
投稿: 5513 | 2006年11月24日 (金) 16時18分
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はじめまして!
こんにちは。
最近ブログをはじめた研究室の者です!
まさに職人技の冴え渡る一品はたくさんあるんですね♪
投稿: 反有研 秋山 | 2006年11月24日 (金) 16時13分