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通常はSystem Engineerの略であるが、最近は、単なるソフトウェア・エンジニアが実体である場合が多い。
システムとは、どこまでをブラックボックスと見るかに依存して、そのイメージは大きく異なる。
システムは、人の心理を含めて現実世界に働きかけを持つ組織・仕掛け・工夫の総称であるとアナログエンジニアは考える。
コンピュータ世界の中だけに閉じこもったエンジニアはSEの名に相応しくない。
現実世界とどのような形で接点を持つか、どこまでをブラックボックスと見るかに依存して、様々な階層でのシステムが存在しうるのだ。
ソフトウェア業界におけるSE像は、一般的に余りににも独善的であると私は感じている。
私はアナログエンジニア。
アナログの森羅万象とコンピュータの世界を繋ぐ、現実世界に近いアナログの世界に生きている。
アナログシステムエンジニア:SEであり、回路システムのエンジニア:SEであり、ITシステムをユーザーサイドで考えるシステムエンジニア:SEであり、アクチュエータシステムのエンジニア:SEであり、かつ電子回路システムの要である電源を扱う、電源システムエンジニア:SEであり、工業プラントの計装システムを扱うことの出来るシステムエンジニア*SEである。
形容詞無しに、ソフトウェアエンジニアが、単に2文字英語のSEを使うことは許されないはずだ。形容詞無しに、限定句無しにSEを呼称すること自体が、ソフトウェアエンジニアがいかに乏しい工学発想で形成されているかを物語る。
通常用いられるソフトウェアシステム者が使うSEの言葉には、ソフトウェア開発者の驕りを感じることすらある。
私の仕事は、電子部品開発システム、設計システム、製造システムの支援を受けて、アナログ世界とコンピュータあるいはマイコンシステムとの接続を実現することにある。
←アケビの実
私のアナログシステム、その中の一部であるアナログ回路システムは、部品システムと、コンピュータシステムの架け橋となる。アナログシステムは、全システムの基本性能に影響を及ぼすこともある。CPUは芸をさせるだけのことだ。
アナログ/計測技術は本質のところに命を賭ける。
アナログシステムは中間に位置するが、それ故に扱いが難しい側面があり、参入が難しい。
この問題の解決に少しでも貢献したいと考えるアナログエンジニアである。
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